- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594082727
作品紹介・あらすじ
「転職アドバイスが的確すぎる!」「motoさんの発言を参考にしたら年収が上がった!」など、各種SNSで圧倒的支持――! 年収240万円の地方ホームセンター勤務から、4度の転職と副業を駆使して年収5000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」の初の著書。
◎年収の大幅UPを実現する「軸ずらし転職」のやり方
◎転職に大切な「次の次の会社」を見据えるための思考法
◎採用を引き寄せる「転職エージェント活用/職務履歴書/面接」の実践テク
◎本業での経験を還流させて「副業⇔本業の好循環」を生む方法
◎副業収入を最大化させるTwitterブランディングの秘訣
◎転職と副業のかけ算で「1万分の1の人材」になる道すじ
感想・レビュー・書評
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【感想】
短大卒の年収240万円のホームセンター店員が、どのようにして年収5000万円を稼ぐサラリーマンになったのか?
転職と副業を軸に描かれた筆者のサクセスストーリーに関する1冊でした。
まず前もって話しておきますと、(当たり前ですが)筆者のスペックは相当高いです(笑)
「年収240万円のホームセンターの店員」や「短大卒」という肩書きにどうしても目がいってしまいますが、この方は自分の将来をしっかり見据えた上でその選択を行なっています。
・なぜ短大?⇒大学卒という肩書きを持ちつつ、少しでも早く社会に出たかったから
・なぜホームセンターの店員?⇒小さい規模ゆえに商流などビジネスに関する事柄を学びやすい。また自身の意見が反映されやすく色々な事にチャレンジできるから
このように、流されるがままそのような状況になったのではなく、しっかりと将来を見据えて自分でしっかりと判断・選択を行ない、そのスタート地点(ホームセンターの店員、短大卒)に立ったということ。
また作中にあるように、幼少期から様々なビジネスを自分なりに商っていたようですので、こういったジャンルの本にありがちな、「ダメダメな社会人が〇〇をして年収UPした!」といったケースのサクセスストーリーではないという事を念頭に読んだ方が良いです(笑)
最初から最後まで筆者が口酸っぱくして言っている事はただ1つ、「自分で稼げる力を身に着けましょう」という事です。
稼ぐ力を伸ばす為に転職をする、本業で得た稼ぐ力を副業に活かす。
本書ではそのサイクルについて終始説明されていました。
仕事において、本当に自分の力で稼げているのか?
会社の看板だけで仕事していないのか?
そういった問いかけを、終始自分自身にしながら本書を読み進めてきました。
ちなみに、今現在まったく転職を考えていない人も、是非この本は読んでみた方がイイと思います。
転職をまったく考えていないということは、言い換えれば「現在の職場で辞めたいと思うほど大きな悩みを抱えていない。」「今の職場に大変満足している」という事かもしれません。
もしくは、「今の職場で働くこと自体がルーティン化していて、転職なんてハナから考えていない」という事なのかもしれません。
勿論、それはとても素晴らしい事だと思いますし、働くにおいて現職に満足されながら日々仕事が出来る事ほど幸福な事はないのかもしれません。
ただ、今は満足でも、近い将来「転職」という選択肢が出てくる可能性は万人にあると僕は思います。
そういった時に慌てふためかないよう、また、普段から転職情報を眺めながら「自分の市場価値」について分析すること自体、僕はやっておいて損はないと思います。
副業についてですが、僕自身副業をやっていないので、このテーマについては正直わからないことだらけです・・・
このテの本に書いてある"副業"って、ほとんどジャンルが決まっているような気がします。
「せどり」、「アフィリエイト」、「Blog」、「コンテンツ販売」などなど・・・「せどり」を除けばどれも自分自身のブランディングありきな気がして、気が引けるんですよね。
僕自身、恥ずかしがり屋なのでブランディングするような人間ではありませんし、何かを発信するような人間でもありませんので、「副業」というのが少々苦手なのかも(笑)
かといって、本業1本でやっていけるかどうか分からないこのご時世。
投資と副業、そして独学(勉強)が今後の自分自身の課題だな~と思います。
【内容まとめ】
0.転職と副業のサイクル
本業を頑張ることで成果を出し、その成果をもって転職する。
本業で成果を出す中で得た知見を、個人で発信することで副業にする。
本業での成果に転職と副業を「掛け算」することで生涯年収を最大化させる!
1.なぜ年収240万円の地方のホームセンター店員が、年収5000万円を稼ぐサラリーマンになったのか。
4度の転職と、その経験を活かした副業を通じて、サラリーマンとして年収1000万円、副業で年収4000万円を稼ぐ人材に。
2.「サラリーマンでいること」のメリットを享受しながら、個人でお金を稼ぐ。
副業収入は、サラリーマンとして働く中で得た知見や経験、自分自身の転職経験など、「同じサラリーマンにとって役立つ情報」を発信する事で得る。
3.「稼ぐ力」がサバイブしていくのにはマスト!
個人で稼ぐ力が「安定」を生む。
「大手企業にいる=自分は安定している」と、自分自身が錯覚してしまうのは非常に危険!!
キャリアは自分で取りに行くもの。年収は自分で上げにいくもの。
総じて、「稼ぐ力」がサバイブしていくのにはマストである!
4.本当の安定とは
「自分はいつだって転職できる」
「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」
「給与以外に収入がある」
この状態を実現していくことが、「本当の安定」に繋がります。
5.自分の「市場価値」を高めることが重要
市場価値とは、すなわち生産性。生産性とは、「会社の業績を伸ばすための本質を見極めて、効率的に行動する力」を指す。
市場価値を高める5つの力
・論理的な思考ができる力
・構造的に物事を捉える力
・物事を俯瞰し、課題を特定する力
・課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
・上記4つを用いて、組織をマネジメントする力
6.転職情報は常にチェック!
今すぐに転職する気がなくても、転職情報は常に眺めておいて損はないです。
求人は流動的に変わるので、「いつか転職するときがくる」と考え、どんな求人があるか把握しておき、いざというときすぐに転職活動ができる状態にしておくことが鉄則
7.副業年収4000万の内訳
Twitterを主戦場に副業。
「サラリーマンとして苦労して得たこと」や「自分の転職経験」をコンテンツにすることで副収入を得ている。
(例えば、noteを利用してベンチャー企業時代に培った「新規アポの獲得術」や、自分の転職経験から得た「年収を上げる転職方法」について記事を書き、Twitterを通じて発信することで、月に約200万円の収入を得る)
また、ブログも大きな収入源です。
アフィリエイトで毎月数千万円ほど稼いでいます。
【引用】
なぜ年収240万円の地方のホームセンター店員が、年収5000万円を稼ぐサラリーマンになったのか。
4度の転職と、その経験を活かした副業を通じて、サラリーマンとして年収1000万円、副業で年収4000万円を稼ぐ人材に。
p4
「サラリーマンでいること」のメリットを享受しながら、個人でお金を稼ぐ。
副業収入は、サラリーマンとして働く中で得た知見や経験、自分自身の転職経験など、「同じサラリーマンにとって役立つ情報」を発信する事で得ています。
p20
・個人で稼ぐ力が「安定」を生む。
「大手企業にいる=自分は安定している」と、自分自身が錯覚してしまうのは非常に危険!!
キャリアは自分で取りに行くもの。
年収は自分で上げにいくもの。
総じて、「稼ぐ力」がサバイブしていくのにはマストである!
p23
「自分はいつだって転職できる」
「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」
「給与以外に収入がある」
この状態を実現していくことが、「本当の安定」に繋がります。
p55★
・自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ
機会を待つのではなく、機会を取りにいき、分からないながらもその機会に全力を尽くしたことが、自分の経験値や成果につながった。
p65★
会社というのは、自分が何かを学ぶためにある場所ではなく、お金を生み出し、世の中を良くするための組織です。
どこでも活躍できる人とは、組織を成長させられる人です。
大切なのはスキルじゃない。
目の前のことに一生懸命になること、絶対にやり切るという「考え方」や「姿勢、スタンス」、「目線」です。
自分が成長できる企業という「自分視点」だけでなく、「自分が成長させたい企業はどこ?」という視点も併せ持つこと。
p72
・自分株式会社
自分自身を会社に見立てて考える思考。
自分という会社を経営する目線を持て。
p81
・自分の「市場価値」を高めることが重要
市場価値とは、すなわち生産性。
生産性とは、「会社の業績を伸ばすための本質を見極めて、効率的に行動する力」を指す。
市場価値を高める5つの力
1.論理的な思考ができる力
2.構造的に物事を捉える力
3.物事を俯瞰し、課題を特定する力
4.課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
5.1~4を用いて、組織をマネジメントする力
p103★
今すぐに転職する気がなくても、転職情報は常に眺めておいて損はないです。
求人は流動的に変わるので、「いつか転職するときがくる」と考え、どんな求人があるか把握しておき、いざというときすぐに転職活動ができる状態にしておくことが鉄則です。
次のキャリアの出口を考えるためには、日頃から情報収集する必要がある!
p108
・年収の高い業界に軸をずらす「軸ずらし転職」
年収は企業規模や役職よりも、「職種×業界」で大枠が決まる。
特に業界は年収に大きく影響するので、業界を変える軸ずらしがオススメ!
p135★
就活は、「自分という“商品”を企業に売り込む営業活動」です。
これまで積み上げてきた“自分の経験やスキル”を商品にして、「どんなことが出来るのか」「どう役立つか」「値段はいくらなのか」という“自分の営業”をプレゼンしていくのが基本。
「御社のサービスに魅力を感じて」とか、「優秀な人が多いので」といった自分がその企業に入りたい理由を伝えるよりも、「自分を雇うことのメリット」を伝えた方が、採用する側の納得度も高まります。
転職も営業も、「自分のスゴイところ」を推すのではなく、「相手が求めていることに対して、自分ができること」を伝えるのが基本です。
p177
・副業年収4000万の内訳
僕は、Twitterを主戦場に副業しています。
「サラリーマンとして苦労して得たこと」や「自分の転職経験」をコンテンツにすることで副収入を得ています。
例えば、noteを利用してベンチャー企業時代に培った「新規アポの獲得術」や、自分の転職経験から得た「年収を上げる転職方法」について記事を書き、Twitterを通じて発信することで、月に約200万円の収入を得ることができました。
また、ブログも大きな収入源です。
アフィリエイトで毎月数千万円ほど稼いでいます。
p180★
決して特別な勉強をしているわけでも、副業に大きな時間を割いているわけでもありません。
Twitterを通じて本業での成果にこだわった「サラリーマンと経験」を発信し、「資産」にしているのです。
p181
・副業3つのメリット
1.自分を売り出す「個人のブランド化」
→「◯社の◯◯です」ではなく、「◯◯をやってきた◯◯です」
2.収入チャネルの増加による経済基盤の確保
→収入におけるリスクヘッジ&生涯年収の増加
3.本業における「市場価値向上」への寄与
→副業での収入があることで、本業でも大きなチャレンジができる。お金の余裕=気持ちの余裕、働く上での後ろ盾になる!
p187★
・サラリーマンができる副業4選
コンテンツ配信、転売、イベント、投資。
この4つで最もリスクが少なく、負荷が小さく、個人ブランディングと相性がいいのは「コンテンツ配信」です。
p222★
本業を頑張ることで成果を出し、その成果をもって転職する。
本業で成果を出す中で得た知見を、個人で発信することで副業にする。
本業での成果に転職と副業を「掛け算」することで生涯年収を最大化させる! -
転職前の具体的な指南書のような内容。具体的にあれしようこれしようって内容になっていて転職するならもう一度読みたいと思える本だった。
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転職とそこで得た知見を副業化し年収5000万を稼いだ筆者のノウハウを紹介した本。
1400円と安価の本ではあるが、実はvoicyという無料アプリで同内容を入手できるため、忙しい方はそちらを勧めたい。
筆者は若い頃から市場のニーズと自分の価値を客観的に分析し、戦略を実行する力に秀でていたという印象。両親からお金の援助はしないと宣言され、強制的にそうした環境下で生き抜いてきた経験が生きていると感じた。
会社のあらゆる機会を利用して自分が成長しつつ、会社を潰さないという熱いマインドをもった人財こそ、市場価値の高い人財というメッセージは心に残った。コロナを経験して、日系企業もジョブ型人事への移行を進めるからこそ、会社にいるだけで成果を残せない人財は労働市場で身動きが取れなくなる。
自分株式会社という発想をもち、自分の資産(スキル)を能動的に獲得していくしか市場価値を高める方法はないと学んだ。
以下、メモ
市場価値を高める力
①論理的な思考ができる
②構造的に物事を捉えられる
③物事を俯瞰し、課題を特定できる
④課題に対して仮説を立て、誰にでも分かりやすく話せる力
⑤ ①〜④までを用いて組織をマネジメントする力
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著者はTwitterでフォローしている人。生き方の一つとして参考にしようと購読。著者が同い年ということも結構影響したかも。
内容としては、転職活動の前に読んどけばよかったな……と最初思ったけど、よくよく考えると、一時的に少しだけでも転職活動をしたからこそわかるところ、共感できるところが多かったように感じる。いずれにしても、次のタイミングの際はまずこの本を読み返すことにはなるだろう。
市場的な価値という話で言えば、今の部署での仕事を勤め上げた時点が一番高くなるのは間違いないだろう。しかし自分にもっと必要なのは、「自分がなりたい姿」を具体的にすること。今の目の前がほどほどに楽しいためそこまで考えていないというのはあるだろうが、これ以上楽しいことは今の会社のままではほぼ間違いなく訪れない。加えて今後必要なのは、自分がこれまで会社でしてきたことをより具体的に説明できるようになること。そしてそれには汎用性も持たせること。今になって考えると、一年前に書いた職務経歴書はまだまだだなぁたぶん。
自分が興味あって、他の人よりも詳しいことは何か。それを仕事に生かすことが本当に正解なのか。永遠のテーマだろうな。そしてこれからのキーワードはやはり、「働き方を自分でコントロールできること」。あとはもう少し、今の仕事もチャレンジングにやっても良いかもしれない。 -
人に与えられることができる人が稼げる。
会社の看板ではなく、個人の看板を掲げられるように、まず行動することが重要。 -
転職活動時に読んでいたが、このご時世、どう生きていくか考える一つのヒントになればと再度読み直した。
moto氏の仕事への姿勢に再度驚き、彼のような仕事への向き合い方が自分にはできているのか!と恥ずかしくなった。
本書の内容は、おっしゃる通りですとなる内容が多い。ただ、それを意識を持ってできているか、目的を常に持っているかとなると疑問が残ってしまう。社内において成果を出すため、何をすべきか、行動をとっていくか、再度考えて今から臨んでいきたい。
転職活動を控えている人だけではなく、考えていない人や今後就職活動をする学生さんも読んでほしい。特に、自分のやりたいことがわからないという方には強く勧める。 -
具体的な動き方が書かれていて、何から動いて良いか分からない人にはオススメ。
結局は自分の力で生きていかなければいけないこと、自分の頭で考えて分析することを教えてくれる。
家に置いておいて、自分で考えるのを忘れそうになった時に読むと良さそう。 -
今は転職熱が少し冷めた時期なので、またふつふつと湧き上がってきたときにもう一度読み直したいと思いました。
エージェントを使って日頃も自己分析を客観的に行うことなどをはじめ、小さな努力をコツコツとする大切さも書かれていた。
お金に対するモチベーションをずっと保ち続ける工夫をされているところはとても参考になったし、Twitterの印象を良い意味で裏切られました。
副業推進をしている方々の魂胆はよく分かりませんが、、、
行政側としては、税収アップのために副業推進しているんだろうなと思います。笑...
副業推進をしている方々の魂胆はよく分かりませんが、、、
行政側としては、税収アップのために副業推進しているんだろうなと思います。笑
企業側としては、行政から副業推進を押しつけられているからイヤイヤその波に乗っているだけで、副業に対してあまりイイ顔してない人や企業が多いのではないでしょうか?
企業からすれば、副業推進の結果として離職のリスクも上がるでしょうし、「そもそも副業する余力があるなら本業にもっと力入れてくれよ」っていう思いが多分にあるのでは…
普通に考えたらそうですよね、、、副業している人の処遇を悪くしたりして(マイナス思考志向嗜好の猫です)。。。
普通に考えたらそうですよね、、、副業している人の処遇を悪くしたりして(マイナス思考志向嗜好の猫です)。。。