危機にこそぼくらは甦る 新書版 ぼくらの真実 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594077006

作品紹介・あらすじ

核保有国同士の激突が眼前に迫る危機において、
ぼくらがその潜在力を爆発させるには?

新書のための250枚に及ぶ新規書き下ろし箇所では、
著者自身がゲンバで見聞した国会のリアルな姿と、
秘められた皇室の危機をライヴ感たっぷりに描く!

拉致問題、北方領土問題、竹島問題、赤珊瑚密漁問題等が解決しないのには致命的なわけがある!
これらの問題はすべて「根っこ」でつながっている。
なぜ拉致被害者を北朝鮮まで奪回に行かないのか? なぜ中国漁船の赤珊瑚密漁を指をくわえて見るだけなのか?
超ロングセラー『ぼくらの祖国』。その原点中の原点をえぐり出す、いわば正編の登場。

なぜ日本国憲法は改正されなければならないのか?
憲法改正がいよいよ現実のものになりそうないま、
その論点を明確にする画期的な書!

感想・レビュー・書評

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  • 日本国憲法のこと、主権国家とは何か、敗戦国であること、先の大戦で命をささげてくださった先輩方のこと、これから自分たちはどう祖国を捉え、どう行動していくのか・・・

    今まで自発的に考えることなく、のほほんと生きてきてしまったことを、青山さんの本を読んで改めて痛感させられました。
    徹底的に現場を見て、真実を知り、自分の頭で考える。
    これが、いつも青山さんの言っていること。
    ここまでの熱い思いと行動力と鋭い思考力が、どうやったら一人の人間に宿るのだろうと、自分の凡庸さを情けなく思ってしまう。
    それでも、今日から始めよう。真実を知り、自分の頭で考えることを。そして、子供たちがもう少し大きくなったら、青山さんの「ぼくらの祖国」から続くこのシリーズを読ませてあげよう。

  • ザ・ボイスで辛坊治郎さんと三浦瑠璃さんが出た日に、改めてポッドキャストで聴きながら読み終わりました。この翌日は高橋洋一さんと青山繁晴さんです。この物凄く複雑な気持ち、青山さんの発言をウォッチしてて読了した方には伝わるのではないでしょうか。

    読み応えありました。ぼくらの真実も改めて読めるうえに、新しい情報が元の本とほぼ同じ分量で詰め込まれて2倍の価値とともに、新しい危機と提案を投げかけてくれます。

  • 真実はここにあると思う。

  • もっと氏の主張を知りたい。
    とても深い問題が、読みやすく、分かりやすい。

  • 青山氏は参議院議員らしい。しかも新米なので、朝早くから自民党の多くの部会、勉強会にでているようだ。議員でもちゃんとやってる人も多いのだが、一部の議員のために印象が悪くなってしまうのはしょうがないのか。

  • 青山繁晴さんのファンです。正確には国会中継を見てどんな考え方の人なのか?と購入しました。日本の政治に希望がもてます。

  • 20171101

    ラジオやテレビに出演している青山氏の話が好きで、これまで何冊か本を読んでいるが、やはり本になると少々読み辛く、なかなか読み進められない。

    それでも書かれていることは熱き国士の魂を大いに感じさせられる。

  • 戦争で負けたことが一度しかない国は、世界を見渡してみても、日本をもって他にない。ただ、残念ながら戦争に負け慣れてなく、戦後統治への対応の術を知らなかった。故に、歴史を過大な自虐的な解釈で塗り固められたまま、日本の未来のために命を投げ打った祖先の存在をゆがめ、日本人としての誇りを失ったまま、今に至ってしまっている。この悲しい歴史感を改め、日本人の素晴らしさを日本人がしっかりと感じ、そして世界に発信をしていける世の中にしていこうじゃないか!といった内容。
    右寄りとか左寄りとかという議論はさておき。日本人として日本に誇りを持てる世の中を取り戻そうよ!という考え方は賛成。世界情勢も激しく変わる中で、日本ってそもそもどんな国なのだろうかを、改めて考えさせられる一冊。

    ・日本は独立しているか?答えは否。主権国家とは、独立して自らの国家意思で国民を護る国を指す。国際法では交戦権は当たり前の権利として認められている。交戦権が無ければ、自国民を護れないから。一方で日本は、交戦権を憲法で封じている。結果、北朝鮮に国民を拉致され、その事実を北朝鮮も認めているのに、取り返しに行けない。この状況で独立国家、主権国家と呼べるだろうか?

    ・交戦権を認めないとありながら、国内で警官が「安全統治」のために武力行使、時に発砲も含むも認められてるのはおかしい。憲法を文字通りに読めば、既に国内に限っていえば憲法違反をしているのが事実。安全統治のためには必要だと言うならば、海外からの狼藉に対抗するのは「安全統治」とは言えないのか。日本が手を出せないということを周辺各国は理解し、その上で、日本近海で数々の狼藉を働き、実際に人が死ぬ、人がさらわれ、資源が強奪される、という事象が起きている。これらは「安全統治」のために、対処するべき事案ではないのか。国内と国外とで分けるべきものではない。駄目なことは駄目なことだと、断固とした態度で臨まなければ、被害は拡大する。

    ・「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの生存と安全を保持しようと決意した(憲法の前文)」。
    「1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
    2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認めない(憲法9条)」
    自国の生存と安全を、どこの国かも分からない諸国民の公正と信義に頼ると書かれているが、そもそもこの諸国民とは何を指すのか。そもそも、このご時世に、よその国を無条件に守ってくれる諸国民があるだろうか。そもそも、そのような決意をしたらなぜ自衛隊や警察が存在するのだろうか。そもそも、昨今のような世界情勢で、このような憲法に縛られていて、自国民の平和を護れるだろうか。そもそも、なんて分かりにくい日本語なんだろう。憲法は明快で子供から大人まで理解が出来、解釈云々で運用を変えられる余地を残してはいけない。そんな分かりにくい憲法を都合の良い解釈でごまかさず、今の情勢に合わせて、日本人の特性に合わせて、日本人同士で大いに議論し、日本人の手で作り直すべきだ。

    ・戦争に負けて、軍国主義から脱し、民主主義がもたらされたという説がまことしやかに語られるが、本当にそうなのか。民主主義とはを何なのかの原則を2つに絞るなら「誰を一番大事にするのか」「どうやって物事を決めるのか」になる。その2つを日本は太古より独自に取り組んできている。日本の御所は城壁が無い、世界の王がいる城とは全くことなる。国を治めるものが、誰からも攻められない、そのぐらいの慈悲に富んだおさめ方をしていた証拠。仁徳天皇の民のかまど。憲法十七条、大宝律令の施行など、どの国よりも早く民主主義が発達し、根付いている国。



  • 読めば読むほどもどかしさを感じる。
    現憲法、簡単に変わらないと分かっているが、変えていかないとと強く感じる。

    また、江戸末期の志士達がどのような想いで国を変えていったのか

  • 著書の講演を聞くので、予習として読んだ。何が真実なのか?いろいろなことを考えさせられた。国防について考えるとき、憲法について考えなければいけない、憲法について考えるなら、第2次世界大戦について考えなければいけない、と思う。

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著者プロフィール

青山繁晴(あおやま・しげはる)
神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒。共同通信記者、三菱総合研究所研究員、独立総合研究所代表取締役社長・兼・首席研究員を経て、現・参議院議員(二期目)。派閥を超えた新しい議員集団「護る会」(日本の尊厳と国益を護る会)代表。ほかに現職は、東京大学学生有志ゼミ講師(元非常勤講師)、近畿大学経済学部客員教授。作家。小説に「平成紀」(幻冬舎文庫)「わたしは灰猫」(小社刊)、ノンフィクションに「ぼくらの祖国」(小社刊)「きみの大逆転」(ワニブックス【PLUS】新書)など。

「2022年 『夜想交叉路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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