大場先生、がん治療の本当の話を教えてください

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075736

作品紹介・あらすじ

がんは他の病気とどう違うの?
がんは遺伝する?
がんの手術の名医とは?
副作用のある抗がん剤の役割って?
「切らずに治す」は本当?
良い緩和ケアとは何?
先進医療、先端医療を選ぶべき?
クリニックの免疫療法は効くの?
食事療法や漢方でがんは消える? 
がん検診は意味がない?
etc
外科医と腫瘍内科医の2つの専門性を有する気鋭のがん専門医が、
がん治療にまつわる43の疑問にわかりやすく答える1冊。

近藤誠理論はもちろん、患者を惑わすエセ医学を一刀両断。
自身ががんになったとき、愛する家族や友人ががんにかかったとき、
賢く主治医を選び、賢く情報を選択して、賢い患者になるための必読書。

感想・レビュー・書評

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  • ■書名

    書名:大場先生、がん治療の本当の話を教えてください
    著者:大場 大

    ■概要

    抗がん剤で寿命が縮む?モルヒネは麻薬なの?免疫療法って何?先進医療なら治る?
    食事療法の効果は?がん治療のスペシャリストが今、伝えたい“がん”と賢く向き合うためのQ&A。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    書いてあることは、可もなく不可もなく理想論が記載されているな~という印象です。
    私は、この理想論についてはある程度受け入れられます。

    この本で少し気になったのは、近藤への反論が多かったことです。
    私は、もともと近藤の理想論は信じていないタイプなので、実際どうでもいいのですが、
    近藤信者にはいらっとするのが本書だと思います。
    私個人的には、近藤は素人相手に本ばかり出してないで、学会に論文なり発表すればいいのに
    コガネ儲けの素人相手に本ばかり書くのは如何なものかな~と感じています。
    近藤の言う事が結果的に本当なのかもしれませんが、であればしっかり論文で発表し
    プロを相手にすべきでしょう。

    脱線。

    日本のがん治療は、基本的に国の方針に従いある程度進んでいくので、どの本を読んでも
    基本は同じ事が書かれていると思います。

    違う事が書かれている場合、それは先進治療、国のポリシーに沿っていない治療、体験談
    一部の成功例を取り上げた本、というような感じのようです。

    とりあえず、色々読んでいますが、がんの場合には、治療+精神論かな~と感じています。

    どうでもいいですが、素人相手向けの本で無駄に争わないで欲しいものではあります。
    そんな内輪もめで金儲けせずに、普通にブログとかでやれ。

    ■気になった点

    ・そこまでつらい副作用を我慢してまでうける治療では無い。

    ・抗がん剤の投与は手段であり、目的ではありません。

    ・がんの痛みは患者の主観が全て。

    ・痛みは生きるエネルギーを奪い取る存在です。

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著者プロフィール

1972年、石川県生まれ。外科医、腫瘍内科医。医学博士。
金沢大学医学部卒業。がん研有明病院等を経て、東京大学医学部附属病院肝胆膵外科助教。
2015年退職し、セカンド・オピニオン外来を主とした「東京オンコロジークリニック」を開設。
著書『がんとの賢い闘い方―「近藤誠理論」徹底批判』(新潮新書)『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』(PHP新書)

「2016年 『脱・近藤誠理論のがん思考力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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