ヨシダ,裸でアフリカをゆく

  • 扶桑社
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本棚登録 : 392
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594074845

作品紹介・あらすじ

アフリカ16か国で少数部族を撮り続けた"裸の美人フォトグラファー"ヨシダナギの全記録。

感想・レビュー・書評

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  • 今年二冊目の五つ星です。何年か前、直接ナギさんの講演会を聞く機会がありましたが、素顔のナギさんはとっても魅力的。その時の表情が思い出されました。

    23の女性が憧れのアフリカへひとりで行く。その勇気、現地で裸族とともに裸になって飛び込んでいく、その体当たり的な奔走な生き方。そこには、白人とか黒人とか言うのではなく、単なる憧れを越えたリスペクトさへうかがえる。
    人と人が心を通じ合えるというのは、まさに裸になること。

    私が、裸になれる場所はこの世にどれだけあるのか・・・いかに、こだわりやしがらみが身体にまとわりついているのか・・・裸になれない、姿よりその心もちが恥ずかしいですな。

  • 新年から凄い本を読んでしまったと思った。
    私にとってもアフリカは未知の場所だし、行こうと思わないし、怖い場所。
    ヨシダさんからしたら、行ってもいないのに何でそう思うの?って言われてしまうだろう。

    子供の頃の憧れを現実にした。アフリカ人になりたいと思う少女なんてそういないだろう。

    なんのツテもなく単身アフリカへ。若い女性が。
    文章を読んでるだけでも、ヒーーーッ!と思える出来事多数。
    無理無理無理・・・

    いやいや本当にあなたは凄い!
    私の中では衝撃的な1冊になりました。

  • 2017/04/14 読了
    写真展に本も売られているのを見つけ、気になっていたので購入〜。ヨシダさんから暇つぶし程度に読んで下さいと言われ、そんな感じなのか?と思って読み始めたらノンストップで読んでしまった。ブログを加筆修正とのことで文体も軽めで読みやすいし、ちょいちょい普通に面白くてクスッとしたり時々考えさせられたり、ウルっともくる。
    私もアフリカにいいイメージが少ないし行きたいかと思うこともない。多分これからも行きたくなる事はないと思う。
    本作の中に出てくる「現地の人も物を貰う事が当たり前になっている。また物かよ、金送ってこいよ、金ー!」って文に、やはりそうだろうな!!と思った。どの位日本や他国も支援してる?なのに中々いい状況や話は聞かないし貧困はずーっと続いてる。だけどそういう人ばかりじゃない事も知れたし、本当の豊かさとは、という事も気付けた。好きになる事は遠いだろうけど、アフリカねぇ…どうなんかねーとハナホジしていた頃よりは近づけたのかなと思う。
    肌の色の問題は、かなり考えさせられる。

  • 好きな写真家の一人。前から読んでみたかったヨシダナギさんの著書。やっと読みました。
    本人の魅力が垣間見える良さと、普通のアフリカが感じられます。実際は行かないとわからないけどね。私の場合は、今まで仕事でいろいろな国に行ったけど実際に行ってみると外から見ていたのとはぜんぜん違うことがわかって、大好きになって住みたくなるけど。きっとアフリカもそうなんだろうな〜。と思いました。
    アフリカ行きたい‼️
    追記: 心に迷いがある時に読むと良いかも

  • アフリカ人はお金や名誉などの富とは違う、お金で買えない富を持っている人が多い、この言葉が心に響きました。
    自分もアフリカ旅行をしている気持ちになれる楽しめる一冊でした。

  • 自分のやりたいこと、いっしょにやってくれる人を待ってたら一生できない!ひとりでもアフリカ行っちゃえ!ってとこが共感できる。そしてやっぱり写真がとてもとても美しい。

  • 写真展を見てから気になってたヨシダナギさん。めっっちゃくちゃよかった!!相手の懐に入るためには、相手を尊敬して、態度で示すことが大事なんだな。写真もとっても綺麗。

  • クレイジージャーニーで一躍有名になった、ヨシダナギさんの著書。自身の強烈なアフリカ渡航体験がつづられている。
    物理的にも心の距離的にも遠いアフリカを、少し身近なものに感じさせてくれた。と同時に、やはり大きな隔たりは存在しているとも感じた。黒人の中でも、肌の黒さによって差別が存在することを知り、かなり驚いたが、まぁそりゃそうか。
    未知に飛び込みそこに順応する、自分にはなかなか難しいことをナギさんは泣きながら、苦しみながら、吐きながらも、それ以上にある好奇心によって成し得ていく様はそれこそ強烈で痛快なものでした。

  • 写真展に連れて行ってもらった時に
    販売されていた本を少し読んだら
    全部読みたくなってしまいました。
    写真も素晴らしかったけれど
    本人のあり方も素晴らしい。

    読みやすくて面白かったです。

  • 読了。
    紀行文って感じでサクッと読めた。

    旅は好きだけどアフリカに行くことはないんじゃないかと思うし、これを読んで確実に行かないだろうと思った。

    屋根のないホテルとかゴキブリが100匹以上いるホテルとかイヤですし。

    土地や文化は魅力的だなと思う。彼女の写真集も見てステキだと思ったのも事実。
    でもきっと行かない。

    ガイドにまぁまぁ手こずらされてんな。ヒドイなーと思うけど、今では楽しんでいるのかな。

    しかし英語も話せないのに一人で、しかもアフリカとかすごい行動力。本当にヒキコモリだったのかしら。

    クレイジージャーニーで見てたら結構淡々とした人なのかと思ってたけど、泣いたり笑ったりと情熱的な人なのかな。

    どうやってお金貯めたんだろう。そういうのが気になるな。
    (170411)

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著者プロフィール

フォトグラファー

「2021年 『しれっと逃げ出すための本。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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