- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594072889
感想・レビュー・書評
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奥田民生になりたくていいじゃない!むしろ、奥田民生になりたいボーイがいいじゃない!このマンガ、「編集業界サブカルヒエラルキー」、今っぽく言えば、「マウンティング」が皮肉って書いてあり隅から隅まで読んでは苦笑いしてしまう。人の持ち物、知識を褒め、何気に「それについて知っている自分」を主張する様は、まさしく業界そのもの。あぁ、「出会う男すべて狂わせるガール」の潔さよ!かつて「奥田民生になりたいボーイ」だった青年よ、これでよかったのかい?大人になるってこういうことなのかい?まさに「今」読んで欲しいマンガだ。
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これ読んで救われる人もいるかと思うが、自分には全く必要ない本だった。何かになれそうな人が読む本。
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帯の「うちの店でなんてことしてくれたんですか!」というABC本店の人の感想が一番笑った。
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なれなかった。
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奥田民生に憧れる編集者コーロキ(男子35歳),ライフスタイル誌に配属され,その「オシャレ」感に戸惑う。取材で出会ったアパレルの広報担当女子に一目惚れ。彼女との付き合いが地獄の始まりだった。奥田民生のアルバムの歴史に沿いながらコーロキの心情が語られる。…そして物語は意外な結末へ。果たしてコーロキは奥田民生みたいになれるのかどうかに注目して読むと,期待は裏切られるかも。
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絶対くだらないだろうと思いつつ漫然と映画を観たらかなり面白かった。妻夫木聡と水原希子をはじめ皆演技がいい。とくにちょい役のリリー・フランキーが最高だった。どうやら監督は「モテキ」を撮った人らしい。ということでさかのぼってこちらも観てしまった。いや、偏見持っていて損した。笑える。Perfumeの使い方も絶妙にかっこよかった。
さて、「奥田民生」の原作マンガは、いかにもSPA!連載風のヘタウマ系で、こっちも読ませる。物語終盤のホラーっぽさはすごい。一方で、ネットで「原作マンガと違って映画は人物の掘り下げが浅い」みたいな評価が多かったがそれはどうなんだろう、と思う。映画は中途半端に内面を描かないことでむしろ成功していたと思う。かつ、原作者自身が書いているように、映画版での状況設定の変更がうまくっている点も多いと感じた。どっちもよい。 -
オシャレとも恋愛とも初心者の男が奥田民生の歌を指針に成長、そしてとんでもない修羅場に突入していく。その一喜一憂は、通ってきた道にみえた。結局成長した姿が実に哀しいのは、青春が失われてしまったことへの寂しさなのかもしれない。