- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594015381
作品紹介・あらすじ
19世紀、フランス。夫を亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、この世のものとは思えない恐ろしい容貌をしていた。以来マドレーヌは我が子をどうしても愛することができず、仮面をかぶせて屋根裏に閉じ込める。やがてエリックのずば抜けた頭脳は顕著になり、幼くして建築学を極めるとともに音楽の方面でも類いまれな才能を発揮。だが八歳になったとき、自分がいると母にも危険がつきまとうと知ったエリックは、自ら家を飛び出した…。あまりにも有名なの生涯を、生い立ちから書き起こす感動作。
感想・レビュー・書評
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オペラ座在住の怪人様に焦点をあてた物語。
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劇団スタジオライフが現在公演中の「ファントム」の原作。
6月27日までシアターサンモールにて公演。
http://www.studio-life.com/ -
久しぶりにはまった本。上、下巻とあるのですが(どちらもケッコーな厚さ)上は夜の10時に読んで、朝の9時に読み終わりました。。寝食共に忘れて読んでたらしい(笑)
内容は「オペラ座の怪人」のエリックを主人公にしたいわば二次創作の本なんだけども、二次創作だと思って侮ってたら
とんでもないしっぺがえしを食らいました。
「オペラ座の怪人」好きな人は、これは絶対はまるかと・・。。
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全ファントマーのバイブルであり、ある意味究極のオペラ座の同人誌。舞台からハマッた方も、映画からハマッた方も、死ぬまでに一度は読んどけ!!
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最近何かの車のCMで「オペラ座の怪人」のテーマ曲が使われていて、それを聞く度反応してはがっくりして疲れるのですが。
といっても、一度だけ見た四季の「オペラ座〜」はあまり好きではない。だって怪人が余りにも報われない。(まあ、それがもともとなのかもしれないが)
この「ファントム」は怪人の一代記とも言うべきもので、奇形を持って産まれた怪人が、恋い慕う母に愛されず、数々の天賦の才を持ちながらその風貌のために悲劇の運命を重ねていく姿が描かれている。
特に強調されているのは、数学・建築・彫刻、そして音楽に秀でた怪人の天才ぶり。怪人というより超人なんだけれども、その才能は怪人の風貌のためにことごとく活躍の場を奪われてゆく。
そしてクリスティーヌとの恋。クリスティーヌも激しく怪人を恋しているのですよ!この本では!ラウルは殆ど只の邪魔者。まあ、最後には怪人に託されてクリスティーヌを守るんだけどね。
とにかく、最初にこれを読んで感動してしまった私は、ミュージカルを見ても今イチ納得がいかないのです。うーん。
ガストン・ルルーの原作も読むべきかな……。 -
最初からエリックの母親がエリックを産んだ瞬間絶望するシーンからで辛い。ミュにインスパイアされつつも原作からも上手くとってきていてとにかくエリックの事を大切に思ってくれている人達が出てきた事が愛情深くてよかった。というかこれはエリックとペルシャ人のブロマンス本だなと思った…。(ブロマンスという言葉に抵抗があるが上手く表現出来ない)
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舞台は19世紀のフランス。夫を亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、見る者すべてを恐怖に陥れる、この世のものとも思えない恐ろしい容貌をしていた。以来マドレーヌは、我が子をどうしても愛することができず、仮面をかぶせて屋根裏部屋に閉じ込める。やがて、エリックのずば抜けた頭脳は顕著になり、幼くして建築学を極めるとともに、音楽の方面でも類いまれな才能を発揮。だが8歳になったとき、自分がいると母にも危険がつきまとうことを悟ったエリックは、みずから家を飛び出した。野や山をさまよううち、ジプシーのキャラバンに捕まったエリックは、見世物としてその恐ろしい顔を大衆にさらすという、この上ない屈辱の日々を味わうことに。生来正邪の感覚が欠如していたエリックが、人間に対する深い憎悪、そして殺人に喜びを感じるようになったのはこの時期であった。エリックの、怒りと悲しみに満ちた人生は始まったばかりだった……。仮面の下にあるものは、至上の愛か憎しみか全米ベストセラー・ロマンス。
原題:Phantom
(1990年) -
オペラ座の怪人、続編。
エリックの愛に涙。下巻もあり。
新しい解釈のロマンス。