重版未来 ―表現の自由はなぜ失われたのか―

著者 :
  • 白泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592711643

作品紹介・あらすじ

「表現の自由」とは、かくも失われやすかったのか――。
「重版未定」の川崎昌平が放つ「もしも」の世界。
表現規制のディストピアをふんわりしたキャラクター達のコミックと描きおろしエッセイで綴る。
「未来」とは「未ダ来タラヌ」。
来てほしくない、でももしかするとすぐそこまで来ているかもしれない暗黒。
2020年2月刊

感想・レビュー・書評

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  • 2030年に出版された本を装い、過去を振り返り、表現の自由が失われた世界を描いている。ディストピアを描くことで、現代への警告をしているのが本書。表現の自由は、黙っているだけでは続けられない。先人が勝ち取ってきたもの、すなわち本、出版文化を守るには、表現をし続けることだと。
    著者の本は初めて手に取る。他の本も読んでみたくなった。

  • 重版未定とキャラは通底しているけど、これは純然たるフィクションで、全く別の作品だった。来ないといいね、こんな未来。

  • 新聞書評

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著者プロフィール

東京工業大学「メディア編集デザイニング」非常勤講師、昭和女子大学「日本文学概論(近現代)」非常勤講師。大学入学共通テストに不安を抱く受験生を一人でも助けたいと思い執筆を決意。作家・編集者としても精力的に活動しており、著書・編書多数。主な著作に『重版未定』シリーズ(河出書房新社)、『書くための勇気:「見方」が変わる文章術』(晶文社)などがある。

「2020年 『マンガでわかる! 大学入学共通テスト[国語]記述式問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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