コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙 (ポプラ文庫ピュアフル む 1-17)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591158296

作品紹介・あらすじ

千花が幼い頃、隣家の庭に不思議なポストがあった。そこに手紙を入れると、なぜか空の上の「あの人」から返事がくる。結婚を控え故郷を離れようとしている千花は、もう一度だけ優しい手紙を読みたくなって。知らぬ間に見守ってくれていた温かなまなざしの物語、「小鳥の手紙」。春の風早の街を舞台にした二話と、話題作『百貨の魔法』の番外編を収録。大切な探しものが見つかる不思議なコンビニたそがれ堂、大人気シリーズ第7弾!

感想・レビュー・書評

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  • 魔神の話は、真面目な淳が切なかった。だからおむすびの差し入れがされたんだな。
    千花の話はほっこりした。
    星野百貨店の番外編はわくわくした。百花の魔法も銀河堂書店の話も大好きだから。

  • 早いものでシリーズ7作目。
    母親を早くに亡くした少女と、小さな娘を失った作家さんの秘密の手紙のやり取りのお話など3篇を収録。
    そのうちの1作は村山さんファンなら、絶対歓喜する星野百貨店が舞台の番外編。
    私はファンと言えるほどのファンではないが、「桜風堂ものがたり」の舞台が星野百貨店なので、読んでいてワクワクしてしまった。
    現在発売されているのが、9作まで。
    大事に読んで来たはずのシリーズも、あと2作で終わるかと思うと、少し悲しい…

  • シリーズ第7弾。

    この世に売っていないはずのものまでが
    なんでもそろっているという
    不思議な魔法の「コンビニたそがれ堂」のお話が2編。
    『百貨の魔法』の番外編が1編収録。

    ・雪柳の咲く頃に ・小鳥の手紙
    ・番外編 百貨の魔法の子どもたち

    番外編は魔法のコンビニと魔法の子猫の
    コラボ作品です。

    人の子が魔法を夢見、信じるならば、
    魔法の側もきっと、人の子を愛し、
    力を貸してやろうと思うものなのよ。

    おとぎ話のような楽しくて、優しくて切ない話と
    いつもの温かいお話が心に沁みます。

  • 読了 2021 9 27? #ブクログ
    #コンビニたそがれ堂 #小鳥の手紙
    の本!
    その本には 『百貨の魔法』の
    番外編が載っ てます☆

    私は先に番外編を読んでしまって、
    つい最近
    『百貨の魔法』が文庫 化されたのを
    知ったときは
    びっくりしましたね♪


    色々な物語が風早という街で 人々が
    関わっているので

    「百貨の魔法」番外編
    こちらの本では 子供時代のお話しで、

    あちらの本では、 社会人になっ て
    子供時代に遊んだ思い出のある

    場所で働いてたりとか みたいな
    不思議な お話しで°・*:.。.☆


    【三枚のお札】

    昨日やってた妖怪の番組
    『三枚のお札』見たら、
    結末が
    『コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙』の
    魔神のお話に似てるなと
    思いました(๑´ლ`๑)フ°フ°♡

    このお話を参考にしたのかなと
    想像してしまいました^^*


    >>焼きたての餅に、豆をくるんで食べる
    大根飴も美味しそうだったな(*´ω`*)



    147 時を忘れて絵本や物語の本を読みふけった時間を、けっして忘れちゃいけない。それはきっと未来にきみの心の大切な宝物、お守りのようなものになるはずだから。おとなになったきみが、正しい道を選ぶための、大切な羅針盤になる

    235 心のどこかで、きっとこのぶんいいことがあるさ

    グッとくるのもあったり、
    素敵な言葉もあったり(´nωn`)
    一部ですが他にも色々言葉が
    ありました☆


    良かったです!!

  • コンビニたそがれ堂第七弾。「雪柳の咲く頃に」魔神が食べられちゃう話はどこかで聞いたことあるようなと思ったが楽しかった。「小鳥の手紙」は巣箱を使って早くに亡くなったお母さんへ手紙を書いた子どもが返事がもらえる話。優しい素敵な話だった。「百貨の魔法の子どもたち」はステンドグラスにはまっている猫にお願い事をするために百貨店に忍び込む瑛太が喧嘩していた友だちと出会って二人で目的を果たす話。わくわくして楽しかった。

  • 疲れた心に優しい「コンビニたそがれ堂」♪そして今回は「百貨の魔法」番外編が半分を占めている贅沢仕様(*^^*)魔法に守られている街、風早の不思議で素敵なお話をずーっと読んでいたい(*´∀`)それから、ねここさんの出前はぜひ頼みたい!お稲荷とおでんを(*゚Д゚*)

  • 【収録作品】雪柳の咲く頃に/小鳥の手紙/番外編 百科の魔法の子どもたち

  • 雪柳の咲く頃に/小鳥の手紙/
    番外編 百貨の魔法の子どもたち

    優しい気持ちが降ってくる。少しずつ、少しずつ。
    読み終わるころ両手一杯になり、身体中がその優しさにほっこりと包まれている。永遠に感じていられはしないけれど、たそがれ堂を思い出せば一緒に感じることができる。
    私の大切なもの

  • 待ちに待った、コンビニたそがれ堂シリーズの七冊目。
    収録作品は、『雪柳の咲く頃に』、『小鳥の手紙』、そして番外編の『百貨の魔法の子どもたち』。
    全体を通して、子どもを見守る周りの大人(今回は特におじいさん)のやさしさ、あたたかさが、読んでいてとても嬉しいです。子どもには、こういう拠り所のようなものが必要ですもの。

    『雪柳の咲く頃に』では、一生懸命にたどたどしく話す猫さんが愛おしくて涙が出ましたが、ラストのねここ大活躍が楽しくて和みます。

    『小鳥の手紙』は、ひょっとして…?と思ったのがあたりでした。
    もともととてもいい子だったけれど、千花は、あの一年があったから、きっとここまで素敵な女性に成長したんでしょうね。

    『百貨の魔法の子どもたち』は、あの、とても素敵な星野百貨店にいる魔法の白猫と、コンビニたそがれ堂の共演です。
    エピソードがリンクする部分もあって、『百貨の魔法』を読んでいると、楽しさが倍増です。
    店長さんの、粋な計らいがまた、素敵です。そうか、だからあれを買ったのかぁ。

  • 優しい心に包まれて気持ちがが安らぐ場面が沢山出て来る小説。非現実だけど、あったら良いなと思う世界✨

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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