- Amazon.co.jp ・本 (91ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591158067
作品紹介・あらすじ
2019年10月TVで紹介され話題!
「ついていい嘘と、ついちゃいけない嘘ってどう違うんだろう?」「人数が多いほうが、正しいってどうして言えるんだろう?」「どうしてお母さんは、ボクの嫌いな勉強をおしつけてくるんだろう?」など、どう考えてどう答えたらよいのか難しい問題ばかりを子どもから大人までみんなで考えました。
いろいろな意見を集めた「考えるためのヒント」では、池上彰さん、羽生善治さん、谷川俊太郎さん、ミッツ・マングローブさん、能町みね子さんなど各界のみなさんにも考えていただいた意見を掲載。 親子で、家族で、友達同士で考えて、議論する道徳の本。子どもと本音で話しができる! 巻末の書き込み式ワークシートを使えば、対話の記録を残すことができます。
感想・レビュー・書評
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「答えがでないのも、ひとつの答え」
「問い自体に疑問をもつのも、ひとつの答え」
この本のような事柄を話し合える学校だといいな。
もちろん、家庭でも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
賛否両論あると思うけど、悩める小学校高学年から中学生とってはわかりやすいのかな、と思う。
評価大のポイントは、それぞれの質問に合う人が解答しているところ。正しい解答ではなく、考えるヒントになり得るところ、が気に入った。 -
保育士や教職員にお勧めしたい。学校の道徳の授業にありがちな[あらかじめ大人が用意した望ましい答え]を答えることを期待されている空気に疑問を持っていた。自分のアタマで考える練習、その場で結論を出さない練習、疑問を持ち続ける練習、問題文そのものに疑問を持つ練習、偉い人や先生が言う答えを鵜呑みにしない練習。この本を通じてそういったヒントを得られれば素敵だと思う。
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ボリュームは少ないけれど、中身はとても深い内容だと思う。「食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?」など、答えのない問に、自分ならどういう答えを出すのだろうと考えさせられた。
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いじめ、多数決、動物保護。大人でも議論してる。
子供に聞かれたら答えのない質問。だけど、それぞれの
家庭で意味を持つ理由があれば、それがその家の答えなんじゃないかな。
いじめを受けている子に、いじめはいけないよねってその時教えても、なんの解決にもならない。答えを求めるためではなく、この本が家族で考えるきっかけになればいい。 -
TVで紹介され話題!
親子で、家族で、友達同士で考えて、議論する道徳の本。子どもと本音で話ができる一冊。 -
殺しても罪に問われない命とそうではない命があるのはなぜ?
正義のヒーローが悪を倒すのは暴力ではないの?
大人に「将来の夢は?」ってどうして聞かないの?
子ども向け絵本の形を取りながら、その実、大人への質問ばかりなので、親も真剣に子どもと会話する必要が出てくる良書です。
参考回答には尾木ママや羽生九段、池上さん、谷川俊太郎先生など著名人も参加しているので、その考えに触れてみるのもよいと思います。 -
答えに詰まってしまうような道徳の問題に対する各界の著名人の答えが、十人十色でおもしろい。必ずしも賛同できるわけではないけど。
「どうして男の子はスカートをはかないの?」という問いに対するミッツ·マングローブさんの答えがとても意外だったのだけど、安易に「男の子がスカートはいてもいいのよ」とか言わないところが真摯でステキ。 -
嘘、平等、夢、正義、命などについて、「どう解く?」と問いかけられる絵本です。一言でぱっと答えられるものではなく、うーん、自分ならどう考えるかな?と考えながら読めます。お子さんと一緒に読んで考えあうのはもちろん、大人同士が一緒に読んで意見を言い合うのも面白そう。誰かと一緒に読んで話し合いたいな、と思える絵本です!!
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授業に役に立つ素朴な疑問