(図書館版)コンビニたそがれ堂 神無月のころ (teenに贈る文学 5-5 風早の街の物語シリーズ 図書館版 5)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591148976

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  • コンビニたそがれ堂第五段。神奈月ということで神様の店長はお留守。かわりに妖のねここがお留守番。序章で野良猫チイコの話が悲しかったが、最後は鈴の音の澄んだ音色が聞こえてくるようだった。「幻の遊園地」あの時あんなこと言わなければと後悔したことを思い出した。「夏の終わりの幽霊屋敷」は自分の仕事を見つめ直すきっかけになったようでよかった。「赤い林檎と金の川」は、なごり雪の世界だ。大切な人はせめて忘れずに覚えていてあげよう。

  • 本当にほしいものがあるひとだけがたどりつける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回は、化け猫「ねここ」が店番として登場!遺産相続で廃墟のような洋館を譲り受けた女性と忘れられた住人たちの物語「夏の終わりの幽霊屋敷」、炭坑事故で亡くなった父と家族の温かな交流を描いた「三日月に乾杯」など、ちょっぴり怖くてユーモラスな5つの物語を収録。深い余韻がいつまでも胸を去らない、大人気コンビニたそがれ堂シリーズ、第5弾。

    今回は幽霊が登場するお話ばかり。
    といっても、怖いホラーではなく、大事な人との思い出を振り返るお話。

    本シリーズのほかの巻で主人公だった化け猫のねここや、書店員の斎藤さんが、また登場してきて嬉しい!

    登場人物みんなが幸せになりますように…と願わずにはいられない。
    生きるという事の奇跡に気づき、優しい気持ちになれる一冊。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2022年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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