- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591147719
作品紹介・あらすじ
防災とは、人と人がつながること。
誰もが住みやすい町をつくること。
20年を経たからこそ、見えてきたことがある。
阪神・淡路大震災から20年。各分野のキーパーソン10組13名が、「新しい神戸」を作るなかで、できたこと、できなかったこと、そして、これからを語るノンフィクションです。神戸で、日本各地で奮闘する人たちの知恵と想いが詰まった本書。全国の人たちにとって、ヒントとなる一冊です。写真や年表なども収録。
感想・レビュー・書評
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BE KOBEとは、震災を機に神戸で生まれた教訓や知恵を外に発信し、市民が誇りを持つとともに世界に誇れる都市であり続けようとするプロジェクトのこと。復興に向けて自分もなにかしたいと思う人はたくさんいた。この本を読んで考えさせられたのは、一人じゃできないことも、仲間がいればできるということ。自分だけが成功してやろうとか、そういうのは全くない。この心構えは忘れずにいたいと思った。
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災害
東日本大震災 -
「震災から20年、できたこと、できなかったこと」という副題に興味を持ち、読んでみた。
まず、同じように故郷を離れていて、震災を経験しなかったこと、様々な事情などで、具体的に復興に係われなかったことに、後ろめたい気持ちを感じている人がいると知り、少し気が休まった。しかし、数年経ってでも具体的に行動を起こし、神戸に戻った人、復興に係わる仕事に就いた人もいる。どのような形にせよ、20年が過ぎ、落ち着いて気持ちを整理するとともに、教訓や自身の考えたことを伝えていくことなのかと思う。
紹介されている人それぞれが、阪神大震災を教訓として活かし、仕事や活動を発展させているようすが紹介されている。 -
表紙をあけてすぐに三つ折りの
1995/1/17から2015/1/17までの 事柄の年譜が挟み込まれている
その20年の間に
さまざまな町の営みがあり
さまざまな人たちの取り組みがあった
うまくいったと
うまくいかなかったこと
そして
この地で積極的に暮らすことを選んだ人たちの
20年目の言葉がここにある
裏表紙の前に
この本の中の「おひとり」である
鳥瞰図絵師の青山大介さんが書かれた
JR神戸線より南側の「みなと神戸」の鳥瞰図が
見開きで載せられている
その詳細な絵図に「この街に暮らす」意志を
強く感じました