([み]1-2)黄金の丘で君と転げまわりたいのだ (ポプラ文庫 み 1-2)
- ポプラ社 (2015年10月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591147085
作品紹介・あらすじ
お酒をこよなく愛する人気作家・三浦しをんと、
ワインのスペシャリスト・岡元麻理恵が贈る、
面白くて役に立つ新感覚ワイン入門書!
「お酒は大好きだけど、銘柄や産地、格付けなんて覚えられない!」
とお嘆きの超初級者でも大丈夫。
17のレッスンを通して、誰でも自分好みのおいしいワインを見つけられるようになる、
面白くて役に立つ一冊です。
三浦さんの軽妙洒脱な体験エッセイ&ワイン紹介と、
岡元先生によるわかりやすい解説の二部構成。
文庫版には、岡元先生、三浦さんによる特別対談を収録。
○ワインの味わいが3割増しになるグラスとは?
○「赤は常温」は日本では嘘になる!?
○どんな料理とも相性バツグンの万能ワインって?
○好みのブドウの品種を見つけたら、大ハズレはない!
○絶対失敗しない、目的別ワイン選び etc.
感想・レビュー・書評
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ビールの味がどうしても好きじゃないので、アルコールはそれ以外を選ぶ。それにしてもワインとか日本酒とか焼酎とかカクテルとか、何がどう違ってそもそもどうやってできてるとかさっぱり知らないなーと、ちょっと調べたり。日本酒とかカクテルはいっそ名前で選んだりもするけど、ワインが一番選ぶ基準がわからない。で、我らが三浦しをんエッセイならば普通にエッセイとしても読みたいし、一石二鳥!
いくら初級者といっても飲んでいる量が違う。基礎スペックが違うので、話についていけるのかとも思ったが、いつも他に数名一緒に岡元先生の指導を受けるので、感じ方もいろいろなので安心。
全14回のレッスン?が体験編と解説編に分かれていて、コラムや対談などもあるので、結構読み応えがある。
「何が違うの?」もそうだけれど、ワインと言えば「味わいについての独特の表現」とか「うやうやしいワイングラス」とか、若干「またまたそんな小洒落ちゃって〜同じ飲み物なのにワインだけなんでそんなに高尚で特別っぽくするのさ〜」と斜めに見てしまうような部分も、歴史とか成り立ちとかを聞くと、抵抗なく入ってくる。「ビロードのような」という表現を、実際にビロードとかシルクとか触りながらワインを飲んで、その舌触りとすりあわせるとか、日常の表現でもなんとなくイメージで使っていたものを、きちんと自分の五感と繋げると、リアリティがぜんぜん違うなぁと納得。
物事を一から知るというのは、思えば学生時代ぶりくらいで、久しぶりに勉強してる!て感じだけど、だからといって「堅苦しい」とか「覚えなきゃ」とかいう感じではなく、久しぶりに使うシナプスに電気信号が流れる感じで面白い。(なのでこれを一回読んだくらいでは何も覚えてないのだけど)
あと3回位読み返しながら、ワイン数本のラベルを見比べ、いろんな布を触りながら飲んだら、もう一歩くらいワインの世界が広がるだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近ワインにはまり始めたので、お勉強の意味もこめて読む。
中身は本当に初心者向け。ワインについての実用書を読むよりは楽しく読める。
あーしおんさんと同じと思ったのは、銘柄名が全く覚えられないこと。だいたいワインの名前は長すぎ。 -
しをんさんと岡元麻理恵先生のワインの本。初心者向けであり、しをんさんの文章で砕けた感じで面白く書いてあります。しをんさんの酒豪っぷりや勉強会の和気あいあいさがとても伝わってきます。こんな会があったら私も是非参加してみたいです。ワインを固くならずに味わえる為の知識の本かもしれませんね。味を表現するところがなかなか興味深かったです。
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ワインってこうやって感じて、味わって、楽しむんだ、と言うことが理解できる本。
実際に勉強していく過程が楽しく描かれていて読みやすいが、思ったよりも真面目な本だった。 -
タイトルではワインの本と分かってなかった。楽しいワイン飲みがしたい!!
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ワインどころかお酒自体を飲まないのでどうしても興味が持てず途中読みながら眠くなったけど、最終的にレストランでお食事しながらワインについてみんなでなんやかんや言ってるの読んだらちょっと楽しそうだなって思った。
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いったい誰が、ワインの入門書を読んで「電車の中で読むと危険レベル」ぐらい笑うことを予想するというのでしょう。比較的あかるいお酒の私がワインを飲みながら読んだのだから、若干わらい上戸になっていた感は否めませんが、酔っぱらっていなくともゲラゲラ笑っていたはず。
ソムリエールに教えを仰ぐのは、著者を含むアルコール大好きの5名。別に好きで教えてもらうわけではない。単に企画に乗るだけ。だってみんな、酒呑めりゃいい人で、ワインについて詳しくなろうなんて気は毛頭ありません。テイスティングだというのにガバガバ飲んで、毎度へべれけ。ワインそのものよりも、つくり手の顔が好みかどうかで盛り上がり、交わす会話は無責任このうえないのです。表現する言葉も、おっちゃんの頭のにおいとか、ばあちゃんの箪笥のにおいとか、先生唖然。それでもきちんと成長しているのが素敵。
グラスを出すのが面倒で(というよりも、また飲んでることがダンナにバレないようにするため←バレてるに決まっとる(^^;)マグカップでワインを飲むことがありましたが、これからは必ずちゃんとグラスで飲むようにします。酔っぱらい、万歳!
ちなみに、「パリ試飲事件」についてはこの映画を観れば面白いかと。
映画『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/e1d9741bd017ec6dc5cd4b805ec834dd -
図書館で。
やっぱり人が飲み食いして薀蓄言ってるのを読むのは苦手なんだな… 学術書とかの方が向いてると思ったので途中で断念。
そして今でもやっぱりソムリエというかワイン通はフランス・イタリアとかのワイン中心なんだなぁ~ -
娘が送ってくれた本。
ワインを楽しむという観点で、ワインのうんちくを教えてくれる。
以下は、娘に送った読後感。
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私は、自分が好みのワインが分かればいいと思っていることが分かった。
お母さんと好みが合わないのも当然ということが分かった。
白はシャブリとかマコンとか好きだと思っているワインがあるが、それがブルゴーニュにあることがわかった。
赤は年によって違いがあって、いいと思ったワインを翌年頼むとイマイチだったりするが、ブドウの収穫年をもっと気にするべきということが分かった。
適温で保存することの他に、適温で提供することの大事さが分かった(→ワインセラーを買おう!)。
あとは、こういうスタイルで授業すればいいのかなというか。楽しく学ぶって、こういうことかなと思いました。
感じて、クイズに答えて、知識を少し得る。
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作家三浦しをんさんと、先生である岡本麻理さんと出版社から選ばれた数名のワインを楽しむ旅でした。 -
初心者向けのワイン講座でした。ワインを勉強するのに憧れるけどこれ読んで無理ーってなる。
銘柄は本当に発音もできないし意味不明だし。
せめて好みのワインがわかるようになりたいものよ。