ほんまにオレはアホやろか

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 53
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119785

作品紹介・あらすじ

水木しげるの自伝的エッセイ。「ゲゲゲの鬼太郎」を生み出すまでの、おもしろ人生体験記。

感想・レビュー・書評

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  • 「水木しげる」氏、なんと魅力的な、すごい人なんだろう、と心の底から思う。
    『そのころのぼくをささえていたのは、ただ、自信だけだった。作品の自信ではない、生きることの自信だった。しかし、これには悲愴感はなかった。むしろ「絶対に生かされる」という楽天的な信念だった。』
    南方の第一線での、生き残ったのが奇跡中の奇跡と思わされる戦争体験、そして、日本に帰ってからの超赤貧暮らし。通常の人だったら、何回命を亡くしていたことやら。。
    水木漫画は昔から大好きだったので、自伝的なものも含め、水木作品を読んでいこうと思っている。

  • 文章、一つ一つが情に溢れてて漫画家でしか書けない。

  • 読みやすい!
    ひたすらお金に困っている人生
    わが道をゆく
    やるからには、なんでも、ねばり強く、努力することが必要。

  • 激動の時代を生き抜いた水木しげる先生の人生録。悲惨な体験なはずなのに語りがコミカルに書かれてあるので楽しい気持ちで読むことが出来ました。

  • ゲゲゲの鬼太郎作者の幼少期からマンガ家として成功するまでの自伝。
    戦地での経験や、戦後の仕事の様子などから、身体を丈夫に保つことや、自分の意思で生きることなど色々勉強になります。

  •  ドラマになる人生。水木サンは,学校や軍隊には全く向かないのんびりした性質で,大変苦労したようです。
    戦後もとても厳しい生活だったようですが,生きる力というか自分を養っていく力を感じました。

  • 水木しげる先生のざっくりとした自伝。
    学校の先生や軍隊の仲間にまで「あいつは仕方がない」と思わせるほど
    超マイペースな水木先生の生き方がかっこいい。

  • 「ゲゲゲの女房」を見て改めて『水木しげる』というひとに興味を持って読んでみた。

    戦争を知らない時代に育ったことを抜きにしても、やはり水木しげるさんのような人気作家と呼ばれるようなひとはやはり生き様が人並みではないな、と思った。
    戦後の大変な時代背景であるにもかかわらず、ときどき「ぷ」っと笑ってしまうようなどんどん読み進んでしまった。

  • テレビでゲゲゲの女房を見て、水木さんの立場から書いた本も読んでみたいなって思いました。
    今の時代からは考えられない境遇も・・・彼だからこそ喜びを感じながら今まで生きてこられたのですねぇ。
    そんな生き方にも共感しました。

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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