- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591112045
作品紹介・あらすじ
夢を描きにくい現代にあえて一石を投じる若き三つ星料理人の波乱の人生、仕事の哲学。
感想・レビュー・書評
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料理とは気づくことである。青柳、主人、小山裕久
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一貫して淡々と控えめな語り口だが、裏では想像を絶するものすごい努力を続けてきたのだと思う。ミシュラン三ツ星の料理人というプロフィールからは知り得ない死まで覚悟した苦悩の時代があったこと、それを乗り越えた著者の心の強さと周りで支えた人々の存在が印象的だった。
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再読2016.01.21
いやあ すごく面白かった。
一度目と印象が違った。 -
2つの道があったら厳しく険しく困難な方を選ぶ。自分から進んで試練を受け入れる姿勢にただただ感心。だからこその三つ星料理店である。
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高卒から板前修業を志、大きな夢を描き一流料亭で修行をする。
一流になる人は、志が違う。
大きな夢を持っているからつらいことも、嫌なことも勉強として頑張れる。
またどんな世界でもマスコミ効果は計り知れない。
ましてやミシュランに選定されることは、予約がとれないほどの効果がでる。
一流の準備をしたものだけが獲得できる勲章だ。 -
日本料理の人
料理漬けの日々、青柳での修行?静岡で出店
銀座進出、客が来ない日々
マスコミに手紙を送り
東京カレンダーに出てから起死回生
銀座のママさんの支援も途中あり。
ロブションのデシャップ台(料理チェック用)は
普通よりずっと顔に近くチェックも厳しい
料理の技法についての話はほとんどなし
ワインと日本酒の可能性を試す人
店名の小十は陶芸作家の名前から
店で使う皿類も焼いてもらった -
青柳での厨房に入らせて貰えず、運転手・支配人の三年間、銀座出店後の不入りの日々。そしてミシュラン三ツ星。勇気を貰えました。
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平成進化論でかつて紹介された3つ星和食銀座小十店主の人生録。挫折の日々などもしっかり描かれていて良かった。ただなぜか一度目の結婚が書かれていないのは不思議。