トーキョー・クロスロード (teens’best selections) (teens’ best selections 18)
- ポプラ社 (2008年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591105900
作品紹介・あらすじ
「別人に変装して、ダーツに当たった、山手線の駅で降りてみる」これが休日の栞の密かな趣味。そこで出会ったかつての同級生、耕也と、なぜか縁が切れなくて…。高校生の「今」を鮮やかに描く、フレッシュで切ない青春ストーリー。
感想・レビュー・書評
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恋かぁ。
ひさびさにドキドキする物語を読んだ。キューンってなった。
日暮里は大好きだ。巣鴨も行きたいと思ってたから、出てきて嬉しいな。
麟太郎っていい名前。いい男。
ツキの良さがよくわからなかったけど、ままならないのが恋だから。
落ちていくのが恋だから。
あと何回新しい自分に出会えて、発見をして、人を好きになれるかしら。-
恋って大事だよね。
人を好きになると見える世界が変わるから。
ただ、恋は認識した時には、手遅れなんだよね。恋って大事だよね。
人を好きになると見える世界が変わるから。
ただ、恋は認識した時には、手遅れなんだよね。2010/11/13
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日焼けした背中のひりひり感。
友だちの彼氏を好きになるハナシはごまんとある。
でもこんなに自分の背中がひりひりするような気持ちになるのはそうそうない。
栞の耕也に抱く恋心は、
他人が自分に抱くイメージ=きびきびとした頼りがいのある、
にガードされてなかなか表に出られない。
他人が作ったイメージに安住する安心感や、焦燥、葛藤は
この季節特有なのだろう。
あの日から、求めて得られないものならば、初めから求めなければいいのだと、
ずっと思ってきたから。
自分の求めているものにまっすぐ向き合った栞が眩しい。
今年の坪田譲治文学賞受賞作です。 -
絵を描くことはできない
絵を観ることも得意じゃない
それでも、こんな風に思えたらいいなあ
切ないお話でした -
学生の頃に読んだことを覚えていて再読。つまらなくて最後まで読み切れなかった。文体も並以下でピンとこない。表紙には吸引力がある。'16,4,8 図書館
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ダーツで決めた山手線の駅で降りて街を歩く。学校での自分とはちがう服装、ちがう髪型で。
学校での栞、年上の同級生といる栞、アルバイト先での栞、耕也と街を歩いている栞、それぞれが少しずつ違っていて、そういう揺れているリアリティがよかった。
ひとりの時間を大事にすごせる人っていいな。
少し突きはなしたようなかたい文章が涼やかで、自分のことを少し外側から見ているような静けさがありました。好きな雰囲気です。 -
全く記憶してない。 多分面白くなかったんだろう。