幸福写真

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591092675

感想・レビュー・書評

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  • 大学の先生は、ポートレートは笑顔ではないほうが良い作品だとおっしゃいました。
    私も同感ではあるのですが、やっぱり笑顔の写真もいいものだと思いました。
    なんでそう思ったのなあと考えたのです。
    おそらく、この写真集の笑顔写真は、その人その人のヒストリーが荒木さんの活きた言葉とセットになっているからだと思いました。
    笑顔にはケチがつけにくいもの。かつ、写真を掘り下げて見る必要がないように感じさせる。
    荒木さんの言葉たちが、人々のまなざしを暖かなものに変えている気がしました。

    冒頭のサッカー少年の写真、好きだなあ。

  • 幸福な写真だけを集めた写真集。
    アラーキーが撮ったんじゃなくて、逆に撮られている側だけど、最後の方にあるバルコニーで陽子さんと二人で笑っている写真が一番だった。幸せ、そのもの。

  • 荒木氏の人間性が出ている文章、大好きです。
    幸福写真。 幸せな気持ちになります。

    日常に幸せは転がっているんです。
    気づかなかったり、気づこうとしないだけで。。

    アラーキーの最近の恋人。フーコ。
    めっちゃかわいいな~!
    あのバルコニー写真も、随所にでてきます。

  • アラーキーの写真が好きで好きでたまらんから,アラーキーの本(写真集)はチェックしてます.
    昨日,立ち読みで全部読んでしまった.アラーキーごめんなさい.
    人物というのはこう撮るのか,と毎回勉強させてもらってます.
    幸せな人の顔を撮って,悪いものがとれるわけはない.

  • シェアハウスの友人から借りたものだ。
    やっぱりアラーキーは凄い。どうして人の心にそこまで入り込めるのか。まるで昔から中の良い友だちだったみたいな写真をどうして撮れるのか。心を許しているからこそ、ああいいなあって思える写真が多いのだと思う。アラーキーがいるからみんな幸福になるのかな。

  • 幸せな写真ってなんだ?

  • へえ、こんなの出てたんだあと何気なく手に取ったアラーキーの写真集。サッカーをしてるチビさんたちを撮った最初の1枚に心を奪われた。あとはもう至福の時間。最後の1枚にいたるまでどれもこれも良い。じーんと来つつ笑顔になってしまう。いいなあ、本当にいいなあ。あれこれ言う気にならないくらい気に入ってしまった。

  • 表紙の女の子に惹かれて
    天才アラーキーの「幸福写真」を買いました。

    西日暮里のダンス教室、産科、子ども料理教室
    豊島園のプールなどなど
    いろんなところに出かけていって
    幸せの瞬間をカメラに収めるという本。

    照れずに、まじめに撮っているのがポイント。

    みんなすっごく良い表情で
    見ている方まで幸せな気分になれます。
    写真を撮っているときに
    (一緒に回った編集の人が記録したみたい)
    アラーキーがしゃべっている言葉も
    これまた良いんだわ♪

    これって、有名人だから撮れたんじゃなくて
    アラーキーだから撮れるのよね、きっと。
    やっぱりすごいなぁ。

  • バルコニーを連作で見たい

  • 20/10/3 80

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著者プロフィール

写真家。1940年5月25日、東京都台東区三ノ輪生まれ。1964年『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。1971年『センチメンタルな旅』(私家版)を出版。「天才アラーキー」「写狂人」「写狂老人」などを名乗り『愛しのチロ』(平凡社)、『センチメンタルな旅・冬の旅』(新潮社)、『人妻エロス』(双葉社)、『往生写集』(平凡社)、『顔』(KADOKAWA)など、現在までに500冊近い著書を刊行。

「2015年 『楽園は、モノクローム。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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