ワルガキVS.死神さいごの戦い (ミステリー&ホラー文学館 6 地獄堂霊界通信)
- ポプラ社 (1997年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591054819
感想・レビュー・書評
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Ⅰのシリーズの完結編。
強大過ぎる敵にどう子供たちが立ち向かうのか、ドキドキですが、結構意外な方法で。
こうきたか。
この話で一番好きなのは、子供たちが決戦を前に最後の一日を家族と過ごしながら、いろんな思いが去来するシーン。
特に流華と彼女を一人前の魔女と認めながら、母としての想いに割かれそうになるレオノーラさんの場面が大好きで。
彼女がこれほど子供らしく、そして両親を思いやる大人な気持ちで接するのが、毎度のこと、泣いてしまいます。
ホントにこの子たちは…っ!
それぞれの一日をらしく過ごす子供たちが、愛しくてなりません。
そしてユキとアンナと日向。
この三人がもう大好きで!
互いを思いやるユキとカンナ。
それを見守る日向。
見守っているだけで暖かな想いを抱く日向。
この三人の関係は本当に好き!
本気でこの三人を描きたいと思うけど、自分が書くと俗っぽくなりそうで。
ちょっと溜息…。
さて、これで一旦地獄堂シリーズは終了。
Ⅱが暫くおいて始まりますが、こっちのシリーズは図書館から借りて読んで、結局いまだに買っておりませぬ。
図書館からがっつり全巻借りたので、これから読みます。
しばらく経っているから、別の目でみられるんし゜ゃないかと期待。 -
3度目はない、と言っていた死神。
何故人の魂を集めるのか。
一体どういう目的なのか。
ここでようやく分かります。
最後にふさわしくシリアスです。
友人が襲われ、連れ去られそうになるのを防ごうと戦う…のはいいんですが
安全な場所に避難してからにしなさい、と突っ込んでしまったんですがw
多分その策を取ったら、確実に話進みませんねw
レベルが違うのは分かっていましたが、それでどうやって戦うのか。
思っていたら、守りでも攻めでもない所、だったのですね。
それなら…あの枚数というか、あれで納得できます。
が、もしや地獄堂のおやじは…なんですか???w -
小学校時代に読んだ本で、ダントツ好きだった。
この地獄堂シリーズは、ちびっこどころかむしろ大人も、全員が読むべきだ!!!ってあの頃から思ってた。
怖いのに悲しかったり腹立たしかったり、していい事といけない事の区別、忘れちゃいけない他者への敬意とかを小学生だったのに考えさせられました。
大人になったけど、また読みたい。