ワルガキとひとりぼっちの超能力者 (ミステリー&ホラー文学館 5 地獄堂霊界通信)

著者 :
  • ポプラ社
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  • / ISBN・EAN: 9784591053928

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  • 978-4-591-05392-8

    地獄堂霊界通信 ⑨

    ワルガキとひとりぼっちの超能力者

    NDC:913.
    1997年5月 第1刷
    1999年8月 第4刷

    作家:香月日輪(こうづき ひのわ)
    画家:前嶋昭人(まえじま あきと)

    出版社:株式会社ポプラ社

  • おもしれ~~~!!!
    感情の波がすごく丁寧に描写されてる……子ども時代触れていたかったな……児童書すごい……大人も楽しめる……

  • 最終巻の決戦の前の、ひとつインターバルを置いた話。
    初読の時は辛さを大きく感じたけど、何度か読んだ今は、爽やかさの方が強いです。
    こうして大きな切っ掛けで転進したら、よい方向に向かっていくことと云うのは、きっと一杯あるんだけと思う。
    思うけど、その切っ掛けになることは、やっぱり覚悟がないと駄目だよなぁ。
    大きくはなくても、何らかのきっかけになれる自分になれればいいなぁ。

    で、問題の、前嶋先生の描く竜也兄が黒髪になった本(笑)
    いやー、最初に見た時は衝撃の余り息が止まるかと思いました。
    誰この健康的な人は…!
    竜也兄は男気溢れる人だけど、午前中は低血圧で半死人じゃないと竜也兄じゃないっ!と相方と息巻いていましたが、今回すごく久々に再読した結果「これはこれでいいんじゃね? というか、竜也兄らしいかも。少なくとも今回の話では」と思い直しました。
    「死に部屋」の竜也兄はあの白髪の竜也兄じゃないとヤだけど、こっちの竜也兄は、上院の竜だよなぁと思いました。

    さて、次はいよいよ決戦です。
    見守りながらも辛さを押さえながらも、見守る竜也兄と同じ気持ちで、子供たちを見送らなくては…。

  • おじさんの家の3男は、兄と同級の繊細な子。
    そしてクラスメイトを目の敵にしているが、されてる少女は
    ただの引っ込み思案な普通の子。
    なぜ見るといらいらしてくるかと言えば、同族嫌悪のため。

    丁度こういう時期ありました。
    人とは違う、そんなにはなれない、と。
    結局自分は自分なんだと気が付くのに、結構時間がかかったり
    そのまま何事もなく生きてきたり。
    悩むより、好きなようにすごした方がいいのですが
    そこまでの葛藤も、成長段階ですよね。

    しかし今回は兄弟そろってすごかったです。
    全校生徒お呼び出し(笑)
    しかも最後のおじさん所の長男次男置手紙。
    気が付いていないだけで、案外周囲に大切に思ってくれている人はいるもの。
    それを探すのも、また幸せ、です。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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