植民地を読む: 「贋」日本人たちの肖像 (サピエンティア 43)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603433

作品紹介・あらすじ

敗戦時、軍人を除き30万以上の日本人が台湾で暮らしていた。自分は被植民者より優れた存在だと考える人々はどんな日常生活を送り、それを表現したのだろうか。そもそも「日本人」とは誰のことだろうか。ほとんど無名の「日本人」作家たちの小説やラジオドラマを通じて、帝国日本の集団的な空想の一端を明らかにする。国民を担保するのは「国語」か旅券か血液か。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史

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著者プロフィール

1963年兵庫県生まれ。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。
琉球大学法文学部をへて、2010年4月から一橋大学大学院言語社会研究科。
編著に『日本統治期台湾文学集成5 台湾純文学集一』(緑蔭書房、2002年)。
論文に「從一九三○年代之貧困描寫閲読複数的現代性」(陳芳明主編『台湾文学的東亜思考──台湾文学芸術與東亜現代性国際学術研討会論文集』行政院文化建設委員会、2007年)、「「読者大衆」とは誰のことか?」(松浦恆雄・垂水千恵・廖炳惠・黄英哲編『越境するテクスト──東アジア文化・文学の新しい試み』研文出版、2008年)、「「跳舞時代」の時代──台湾文学研究の角度から」(星野幸代・洪郁如・薛化元・黄英哲編『台湾映画表象の現在──可視と不可視のあいだ』あるむ、2011年)など。

「2016年 『植民地を読む 「贋」日本人たちの肖像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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