〈遊ぶ〉ロシア: 帝政末期の余暇と商業文化

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588371219

作品紹介・あらすじ

戦争と革命ではなく「余暇」で読み解くロシア。アスリートが映画スターに、給仕はレストランの支配人からエンターテイナーの世界を仕切る帝王へ。健康ブームがスポーツ熱を煽り、淑女たちはリングサイドでレスラーの裸身に嬌声を挙げる。劇場、スポーツ、観光旅行、ナイトライフ、映画など、様々に〈遊ぶ〉ロシアをカルチュラル・スタディーズの成果を縦横無尽に活用し、描写する。写真図版多数。

感想・レビュー・書評

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  • おすすめ資料 第266回 (2015.1.9)
     
    この本はロシア帝政末期の"遊び"を通して、ロシアとヨーロッパ文化の共鳴やその時代の社会的背景を読み解くものです。

    余暇("遊び")を分析すると政治への意識が見えてくる、というのが興味深いですね。
    "遊び"の中でも観劇、スポーツ、観光、バレエ、映画・・・など様々なジャンルが取り上げられています。
    興味のある分野からページを捲ってみるのはいかがでしょう?

    分厚い本ですので、あなたの興味を惹くテーマがきっと見つかると思います。

  • 楽しまなきゃ!

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    http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-37121-9.html

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著者プロフィール

(Louise McReynolds)
1952 年生まれ。ダラスのメソジスト大学でジャーナリズムを学び、卒業後はロシア史に転じて、1984 年にシカゴ大学から学位を得た。その後はハワイ大学、そして2006 年からはノース・カロライナ大学で教鞭を取って、現在に至っている。近代ロシアのジャーナリズム史、文化史を専攻。著書に『ロシア旧体制下のニュース報道』、本書『遊ぶ』ロシア──帝政末期の余暇と商業文化』、および『よくあるロシアの殺し──帝政末期における本当の罪と罰』がある。他にジェームズ・フォン・ジェルダーンと共編したアンソロジー『ツァーリ・ロシアのエンターテイメント』、ジョアン・ノイバーガーとの共編になる論文集『人生の模倣──ロシア・メロドラマの2世紀』がある。

「2014年 『〈遊ぶ〉ロシア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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