白鳥 (ものと人間の文化史 161)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588216114

作品紹介・あらすじ

中国の『捜神記』、アラビアの『千一夜物語』など、世界各地に広がる白鳥処女説話を博捜し、記紀神話や日本昔話の「天人女房」、謡曲「羽衣」との関連を考察して、古代以来の人々が抱いた〈鳥への想い〉を明らかにする。また、その源流を求めて、白鳥をトーテムとする中央シベリアの白鳥族の村を訪ねるとともに、白鳥の渡りとの関連から、さまざまな文化が輻輳し拡大してゆく経緯を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • ☆羽衣伝説とおつうとかぐや姫の話はケルト社会にある世界的分布するお話。

  • 赤羽正春『白鳥』法政大学出版局、読了。世界中で白鳥は様々な形をとり人と共に文化を生成した。本書は文化を支える自然と日常生活の営みと伝承に注目し、ものと人の織りなす織物(文化)をつまびらかにする。書物として「統合知」の好事例。44年の歴史のある「ものと人間の文化史」シリーズ最新刊。

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著者プロフィール

1952年長野県に生まれる。明治大学卒業、明治学院大学大学院修了。文学博士(新潟大学)。
著書:ものと人間の文化史103『採集──ブナ林の恵み』、同133『鮭・鱒』Ⅰ・Ⅱ、同144『熊』、同161『白鳥』、『樹海の民──舟・熊・鮭と生存のミニマム』(以上、法政大学出版局)、『日本海漁業と漁船の系譜』(慶友社)、『越後荒川をめぐる民俗誌』(アペックス)。
編著:『ブナ林の民俗』(高志書院)。

「2015年 『鱈(たら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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