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- Amazon.co.jp ・本 (881ページ)
- / ISBN・EAN: 9784588140259
作品紹介・あらすじ
サルトルとならび戦後思想の根底に計り知れぬ影響をもたらした著者の記念碑的大著の全訳。近代哲学の二つの代表的な立場、主知主義=観念論と経験主義=実在論の両者を、心理学・精神分析学の提供する資料の解釈を通じて内在的に批判するとともに、両義的存在としての「生きられる身体」の概念を回復し、身体=知覚野において具体的・人間的主体の再構築をめざす。
感想・レビュー・書評
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目や耳は心が思っている以上に世界と積極的に関わりたいのだ、そんな感想を持った。知覚の本質は運動にある。見たり聞いたりするといった一見受動的な知覚も運動に多くを負っている。手を動かすことを馬鹿にしてはいけないということを痛感した。初等幾何の問題を解くにあたり、補助線を引くことによって問題を簡単に解くことができる。つまり補助線を引くという運動が新たな空間を産出することで新たな世界を我々に垣間見せてくれるのである。
時代はようやくメルロに追いついた。ロボット工学に従事している人には是非お勧め。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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