ドレフュス事件: 真実と伝説 (叢書・ウニベルシタス 1129)

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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588011290

作品紹介・あらすじ

文書改竄、証拠捏造で、国家が真実を隠蔽し、冤罪を作り出す。「世論を真っ向から分断するような論争があるとき、人々が考えるのはドレフュス事件である」。「国家の重大事件とは、ある過ちが犯されて起こるのではない。関係する権力者がその過ちの存在を否定し、あらゆる手段を使って、その存在をもみ消そうとするときに起こる」と著者は言う。ジャーナリズム、知識人、作家、軍人、政治家が果たした役割から、人種差別の問題、文学や映画まで多角的に検証し、現在もなお参照すべき先例として時事問題に応じて絶えず立ち現れる《事件》の全貌を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

(Alain Pagès)
1950年生まれ。パリ第3大学名誉教授。ゾラ研究を牽引する世界的な研究者のひとりであり、特にゾラとドレフュス事件に関する研究で知られる。ゾラと自然主義文学に関する学術雑誌『カイエ・ナチュラリスト』(エミール・ゾラ友の会発行)の編集長を務める。ゾラとドレフュス事件に関する著作に、『エミール・ゾラ、ドレフュス事件における知識人』(Séguier, 1991)、『エミール・ゾラ 「私は告発する」からパンテオンまで』(Éd. Lucien Souny, 2008)、『ドレフュス事件における1日。「私は告発する」1898年1月13日』(Perrin, « Tempus », 2011)などがある。また、ゾラの『書簡集』(Garnier-Flammarion, 2012)のアンソロジーを出版しているほか、小説家の曾孫にあたるブリジット・エミール゠ゾラとの共編で、『ジャンヌ・ロズロへの手紙(1892–1902年)』(Gallimard, 2004)、『アレクサンドリーヌへの手紙(1876–1901年)』(Gallimard, 2014)を上梓し、後者は2015年にフランスで発表された未公開書簡を含む書簡集に与えられるセヴィニェ賞を受賞している。邦訳された著作に、『フランス自然主義文学』(文庫クセジュ、白水社、2013年)がある。

「2021年 『ドレフュス事件 真実と伝説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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