ベニカルロの夜会: スペインの戦争についての対話 (叢書・ウニベルシタス 1099)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588010996

作品紹介・あらすじ

政治的混乱の続く1931年にスペイン共和国首相となり、36年には人民戦線内閣の首班として大統領に就任、激しい内戦の果てに亡命先で没した政治家マヌエル・アサーニャ。本書は、民主主義的共和主義を理想とする文学者でもあったアサーニャが、凄まじい殺戮と悲劇の渦中にある祖国の思想状況を対話形式で描き、死の前年の39年に刊行された歴史的作品である。本邦初訳、訳者による詳細な解説を付す。

著者プロフィール

(Manuel Azaña)
1880年(スペイン、アルカラ・デ・エナーレス)~1940年(フランス、モントーバン)。文学評論家、政治評論家、また小説家、劇作家。1920年代頃から、スペインの共和主義派、とくに共和主義左派の代表的政治家として活動。1931年の第二共和政成立後に陸相、その後、「改革の2年間」と呼ばれた同年から1933年まで首相。1936年に「人民戦線政府」の首相、その後、同年から1939年までのスペイン内戦中の大半の期間、スペイン共和国大統領。内戦終了直前にフランスに亡命。様々な評論や創作、克明な日記、第二共和政時の公開演説や国会での演説、また内戦中の公開演説などが『アサーニャ全集』に収められている。本書『ベニカルロの夜会』は1980年に劇場でも公演された。

「2019年 『ベニカルロの夜会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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