- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584139943
作品紹介・あらすじ
世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか? 作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。
感想・レビュー・書評
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気づきの多い一冊だった。
自分を楽にしてくれたのは、
生き甲斐追求に拘らず、まずは自分自身を諦めることからスタートすると気持ちが楽になる。
物事は複雑に考えず、シンプルに素直に思った通りにやっていこうと思えた。
そして自分の頭で考える事の大事さ。
頑固にならないよう、変化を恐れず楽しみたい。
過去よりも今が1番楽しいと言えるように、生きていけたら幸せ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の中で森博嗣先生は突出した存在です。
多くの人が友達の存在に癒され、人に救われているのですが、それを選択しない事もまた選択肢なのです。
確かに、思ったようにならない事ってたーーーくさんあって、仕事のストレスはほとんどがそれです。
私も他人に期待しない事を選びたい傾向があります。
森先生の様にはなれませんが私のずーーーっと先で生きる事を1人心から楽しむ先生の背中が私の希望であり、光です。 -
#静かに生きて考える
#森博嗣
24/1/17出版
https://amzn.to/494PyhP
●なぜ気になったか
僕はいろいろ考えてしまうタイプ。最近思うこと、「考える」ことをしない人生のほうが幸せなのではないだろうか? そんな考えに対するヒントが書いてないか読んでみたい
●読了感想
共感できたり心に響くフレーズが頻出し大満足な読後感。森さんの考えが少数派と自覚する僕の考えと同じで、世の中同類が存在することを知れたのも大収穫。森さんの過去の著作、読みあさるとしよう
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き -
世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか?人生を幸せに生きるとはどういうことか?自身の日常を観察し思考した極上のエッセィ
「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。
他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。(内容説明)
稚拙であれ、未熟であれ、幼稚であれ。知らないことが馬鹿なのではない。知ろうとしないことが本当の馬鹿である。本質を射抜く思考のメソッド。【目次】
やかましい世の中でも静かに生きたい
一人で楽しんでいることいろいろ
もう充分に生きただろう
のどかさにかまけて
五月が一番夏らしい季節
思いどおりになる楽しさ
単なる移動による幻想
インプット過多の社会
こんなふうに生きようと考えたことはない
ジェネラルからスペシャルへのシフト
どうでも良い話をしなくては
とにかく頭を下げる文化について
マスクとワクチンはどちらでも良い
中古品と仕掛け品の人生
完成したとき味わえるものとは
思い出って、作るものなの?
言葉を覚えて知ったつもりになる
「人間が描けている」という幻想
「科学的に確かめられた」とは?
褒めるか、叱るか、それが問題なの?〔ほか〕 -
エッセイを読んだのは初めてでなんとなく表紙に惹かれて読みました。
読み終えて自分は自分の考えを全然持っていないという事を改めて感じた。
森さん程地に根をはる生き方は今はまだできていないけど、そういう生き方を自身の方法でこれから変えていきたいそう思わせる本でした。 -
のんびりしたいものである。
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今、読んでおります
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かなり個性的な暮らしをされている著者のエッセイ。
人と関わらず、森の中でひっそりと(?)暮らしているようだが、詳細は不明。
世論や情勢に対して、つらつらと思うことをしたためている。
ともすれば、偏屈な老人のボヤき、皮肉とでも捉えられそうな内容でもある。
しかしそれでいて、なんとも共感できる部分も多いのが面白い。
成功したからこそできる余生生活だと思われるが、こういう考え方で生きることもできるという、ひとつの道筋のようなものを感じられた。
余談だが、長音の使い方が独特で気になってしまった。
おそらく著者なりのこだわりがあるのだろう。
シャンプー、パトカー、マナー
シャワ、ハンバーガ、パートナ、レポータ
エネルギィ、ストーリィ など