日本人が成功すんなら、アジアなんじゃねぇの? 起業に役立つ現地情報&稼げるノウハウ!
- ベストセラーズ (2011年10月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584133545
作品紹介・あらすじ
沈みゆく日本から脱出。高度成長期のアジアへ!中小企業経営者、海外転職・起業を目指す人、職活する学生、日本人に有利なマーケットで、儲けのチャンスをつかみ取ろう!各国別の徹底ビジネスガイド&成功者7人のインタビュー。
感想・レビュー・書評
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よくある海外成功事例の本
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感想:「アジア」「起業」のキーワードで購入。アジアで成功をしている様々な人を紹介しながら、タイ、ベトナム、シンガポールなどのアジア各国の様子も分かる内容となっている。
本を通して言いたいことは非常にシンプルであると感じた。
それは「日本にあってアジアにないもの」を探して持ってくること。
なぜ日本人にそれができるかというと、アジアの未来は日本の過去であり、日本の過去を知っている日本人はそれが分かるから。
ないものを見るというこの視点は非常に盲点だったからすごく新鮮だった。
確かにマダムさちこさんのアンコールクッキーにしろ、税所さんのe-educationにしろ、日本にあってアジアにないものを持ち込んでいる。 -
面白かった!
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確かに、アジアは魅力的で大きな可能性を感じる。このアジアの大きな変化を15年も前に予見していた著者の先見の明にはただただ脱帽する。終始平易な文章で書かれており、大変読みやすい。
各国の現地情報や成功者7人のインタビューが掲載されているが、単なるビジネス書ではなく、自己啓発書のようなカラーも放っている。それは著者の文才によるものだろう。 -
立ち読みで読めてしまいそうな軽い本だ。
しかし丸善で立ち読みしているうちに気に入って買ってしまった。
気に入ったのはリズムだ。文体や、大きな字で強調されるキーワーディング、そして全体を貫く楽天的な文脈。
私の知る範囲ではアジアでの起業が惨めな結末に陥る事例は非常に多い。しかし本書のお気楽な調子を責める気は起きない。
「日本にあって、まだアジア各国に無いものをもっていけば、成功できるよ」という主旨に全面的に賛成するわけではないが、「いいんじゃないかな。こんな風に明るい方が。」という気持ちになる。
高度成長期末期からの日本を「ハンパない水準だった」とか「かっこ好すぎる」、バブル期の株価を「いまの四倍だよ」、F1ではマクラーレン・ホンダが「そりゃもうボッコボコに強かった」とか、今やバンコクは「日系企業最後の砦」とか、でかい活字でたたみかける文体が痛快。
この本の内容は一見軽い。ただ、バブルのころの「気が狂っている。」「オヤジたちが元気だった」時代はみんな軽かった。
たまたま今うまく言っている事例じゃないかと思って読み進めていると、中で発言している若者達の言葉には「自分の金でやるってことも大事だと思います。」とかどきどき結構奥深いものがある。
10年後に食える仕事が日本にあるかどうか心配するのと対極の世界だ。10年後に日本に食える仕事があるかどうか必死に教科書を調べて正解を探すのか。あるいは、世界「最強のパスポート」である日本のパスポートを持って、「世界中で一番早く動く事ができる」僕らが世界に飛び出して行くのか。
とにかく元気に行こうよ。 -
アジア進出を考えている人には勉強になる本。
読みやすくて、すぐ読めます。 -
この本を読んで、ボクも是非外国へ行ってみたいと思うようになりました。
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アジアで成功するための方法を書いた本。
タイヤカンボジアなど、東南アジアの国々でどんな視点でビジネスを始めればいいかという視点で書かれている。実際に現地でビジネスを営んでいる人の体験談やアドバイスも多数書かれている。
著者が言うにはアジアはサービスの偏差値が低く、ビジネス成功の難易度が低いという。実際に自分が旅した時もこれらの国ではまだまだサービスの水準が十分ではないと思ったので、その点に関しては非常に共感した。
また、文体自体がくだけた口語体で書かれており、個人的にはとても読みやすかったし、楽しんでページをめくることが出来た。読み物としてもgood!
アジアでビジネをやりたいとき背中を押してくれるような本。独立を考える人は一読を。