インフルエンザ なぜ毎年流行するのか (ベスト新書)

著者 :
  • ベストセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584125939

作品紹介・あらすじ

集団接種の限界か、生活環境の変化ゆえか――。

インフルエンザをはじめ、医療が発達しても感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼなのか。

世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。


第1章 インフルエンザはなぜなくならないのか

第2章 インフルエンザはどこからやってきたのか

第3章 「予防接種に効果はない」は本当か

第4章 インフルエンザ収束の条件

第5章 パンデミックは予測できるか

第6章 本当は怖い身近な感染症

感想・レビュー・書評

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  • 今話題の感染症の専門家・岩田健太郎氏がインフルエンザを含む感染症について分析した本。

    わかりやすくて、インフルを含む感染症全般について知見を得ることができた。

  • 感染症やワクチンなどの基本的なことを解説した本。

    岩田健太郎先生が科学的根拠や統計データにもとづいて、感染症やワクチンについてわかりやすく教えてくれます。新型コロナが登場する前の本なので、新型コロナのことは書かれていません。

    今後、新たな感染症のパンデミックが起きても、本書を読んでいれば、過度に恐れることなく冷静に情報を判断できるようになると思います。

  • 感染症の専門家によるウイルス対策を主軸とした著作です。今のはやり病に通じるところがないかと思い通読しました。先生の軽快なタッチが読みやすく、内容も理解しやすかったです。医者も選ばないとだめですね。(先生のような医者を選びたいですが、中々でしょうね。)現時点のはやり病のご見解もお伺いしたいところです。

  • 感染症についての 2018 までの知識を得られる。

  • 「分かりにくいですかー」みたいのやめててもっと普通の文体で書けばよかったのに。

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    P25 日本では小児は毎年インフルエンザ・ワクチンを2回打つよう言われますが、アメリカなど海外では生まれて初めて打つとき以外は、毎年1回でもOKとされています。

    P33 インフルエンザが治ったことを「証明」することなんてできません。
    →ホントこれね

    P198 日本医療では、検査主義といいますか、検査を過大に信じ込む悪い癖があります。でも、検査で異常がでない病気なんてたくさんあるのです。うつ病、片頭痛、不眠症、線維筋痛症など。

    P209 ぼくが思うに、彼らは、女子が性的にウブなままでいることを欲望しているのだと思います。性的な知識を十分に持った少女は好みに合わないのです。~~一方、男子が性的な知識を得るのは「常識」とされます。童貞は卒業するのが偉いのです。しかし一方エロは下品で学校で教えるようなものではない。そこで、男子は別なところで性を学ぶ。どこから性を学ぶかというと、デタラメな情報に満ちたエロ雑誌やアダルトビデオから得るのです。
     こうして、性的に間違った知識を得た男子と、性的にウブな女子の間では、性的な上下関係が成立します。性知識におけるラテラリティーが生じるのです。
     セックスに及ぶに、男子は女子に「セックスについては任せておけ。オレに従えばよい」という態度をとろうとします。

  • インフルエンザの新しい治療薬など、
    最近のトピックが、分かりやすく
    小気味よく解説されている。

    テレビや雑誌の医療情報に
    振り回されている人は必読!

  • 2019年1月17日 5冊目

  • 論調はいつも通り。今回は、最新の情報へブラッシュアップしたものを、普段よりも一般の人向けに噛み砕いて書いた感じ。そのために選んだのがベスト新書からの出版ってことなんだろうし、是非、医療従事者以外の色んな目に触れることを願う。

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著者プロフィール

1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に『コロナと生きる』(朝日新書、内田樹との共著)、『新型コロナウイルスの真実』(ベスト新書)、『僕が「PCR」原理主義に反対する理由』(集英社インターナショナル新書)ほか多数。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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