- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584125724
感想・レビュー・書評
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司馬遼太郎さんファン!
2018.2.20発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「日本で女子の間に少年愛ものが流行するのは、彼女らのなかに武士的感性があるからだ」 (p.207)。
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表紙裏にある司馬遼太郎連載年表はいい。
そして私が最も楽しめた部分は、「司馬における女性」の中にでてくる筆者自身のエピソードです。
当時付き合っていた女性に婚約指輪を買ったが、クレジットカードの上限を超えていたため女性に払ってもらって後で渡すという無様な事態になり、その後破局になった際、指輪の代金が現金書留で返ってきたという話は、もてない男のあるあるネタのようです。
そんな人物が、司馬の女性観を語る・・もはやブラックジョークです。 -
島津久光の評価や攘夷、西郷などなんかモヤッとしていたのを整理してくれた。
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ホントは他の本を借りに行ったのに、図書館の新刊コーナーで見つけて借りてきてしまった本。
司馬遼太郎で「読み解く」というタイトルになっているが、司馬遼太郎が書いた本と同じ背景を描いた話を比較して論じて、それぞれの本と登場する歴史上の人物をぼろくそに批評するという内容。
まあまあ、「歴史書」ではなく「歴史小説」だから、濃淡つけて描いているから好き嫌いはあるよな。
とりあえず、途中で紹介されていた司馬遼太郎以外の本で、読みたいなと思った本が何冊かあったのが収穫でした。