地図で読み解く東京五輪 (ベスト新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584124536

作品紹介・あらすじ

二〇二〇年のオリンピック開催地が決まったのは、二〇一三年九月八日午前五時二〇分(日本時間)。IOCのロゲ会長が「トーキョー」と読み上げた瞬間、日本中が歓喜に包まれたことは記憶に新しい。幻となった一九四〇年大会を含めると、東京オリンピックには三度の歴史がある。この間、八〇年という途方もない時間が流れている。途中には大きな戦争や奇跡的な復興、高度成長があった。本書は、招致活動から開催(返上)にいたる流れと、インフラを含む施設建設をテーマに、新旧地図や写真を用いながら、東京の発展とオリンピックを歴史の中に位置づける試みである。ぜひこの本を手にして、今までにない「東京オリンピック」を体感してほしい。

感想・レビュー・書評

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  • 1940, 1964, 2020 の東京五輪が対象だが、前二回の比重が大きい。結局実現しなかった 1940 五輪でも、会場を決めるには紆余曲折があったのを知った。1964 五輪に向けた突貫工事ぶりは、聞きしに勝る。それでも、高度成長期に開催したくなるのは、まだ理解の範囲内だと思えた。

  • オリンピックを契機として都市環境を向上させようというのは新興国のオリンピックの共通の課題。
    東京もそうだった。昭和50年ごろまでは、それでも国鉄主要駅にはたんツボが置かれていた。そんんあもの見たことないけどね。路上での商品販売も禁止されたり、犬の糞の始末などもするように指示があった。

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著者プロフィール

1963年愛知県生まれ。文筆家、歴史探訪家。
地図や鉄道、近現代史をライフワークに取材・執筆を行う。
著書に『妙な線路大研究 東京篇』(実業之日本社)、『鉄道歴史散歩』(宝島社)、『ふしぎな鉄道路線』(NHK出版)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ(中央公論新社)など多数。

「2021年 『妙な線路大研究 首都圏篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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