テレビの金持ち目線―「生活保護」を叩いて得をするのは誰か (ベスト新書 384)
- ベストセラーズ (2012年9月8日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584123843
感想・レビュー・書評
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事実を伝えず、貧困層同士を争わせようとするマスコミ、財界からの票田を見込む政治家、国民の「口減らし」を狙う官僚。それ以外にも、テレビのキー局が東京にあり、「東京目線」であることや、アルコール、パチンコ依存症を生み出すCMを大量に放送しているなど、テレビの問題点も挙げられていて興味深かったです。収入が最低生活費に満たない人は、申請すれば差額が支給されるというのも、本来ならもっと知らしめるべきだと思いました。
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生活保護関連については一般的な情報が書かれているのみ。それをもとにいいがかり的にテレビ局の社員やコメンテーターにけちをつけるだけの本。結局、生活保護を叩いて喜ぶ人と同じようなタイプの人向けの本と言える。
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最近厳しい目を向けられている生活保護だが、今の世の中誰がいつ受給する立場になってもおかしくはない。誤解や偏見を受けている生活保護の実状やメリットについて、正しい認識を持つために多くの人に読んでもらいたいと思った。特に政治家の人たちには、本書を読んでもう一度違った角度から生活保護を捉え直してほしい。治安維持や疾病予防、国際的なイメージの向上など、政治的なメリットは多くあるはずだ。
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