君たちは何をめざすのか 《ラグビーワールドカップ2019が教えてくれたもの》

著者 :
  • ベースボール・マガジン社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784583112947

作品紹介・あらすじ

「あきらめない気持ち」って、なんだろう?世界中を熱狂させた44日間の戦い。その裏側では、信じられないような出来事が幾つも起こった。ラグビーワールドカップ2019の日本開催に向け、世界を歩き実現へ尽力した著者だからこそ知るもうひとつのストーリーとは。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃよかった。目頭が熱くなるところも…(。・ω・。)

    ラグビーワールドカップ2019にまつわる様々なエピソードに感動。ハプニングとの向き合い方も、ラグビー精神に通づるところがあるんだって思った。

    あらためてラグビーの魅力、人との繋がりの大切さを感じた!

  • 2019の感動再び。無名の人の奇跡に胸を打たれる。

  • 第2章のエピソードが特に、ラグビーに関わる人たちの誠実さを感じられてジーンとした。

  • カテゴリを『ラグビー』にするか悩んだけれど、まさにこの本の副題の「ラグビーワールドカップ2019が教えてくれたもの」について示してくれている本。 

    ちょうど柏にもゆかりのある徳増先生が2019年の柏中学校での特別講義で、この本のベースとなった講演をお聞きしていたのでストーリーの概要は理解はしていたものの、ほんとありがたかった。 

     僕もニュージーランドに単身で留学をしたこともあるだけに徳増先生のウェールズの生活の章はちょっと親近感を思えてしまった。
    こんな世の中だからこそ、なんだか勇気をもらえた。 ぜひ多くの方に読んでほしい。


    さて、いつもの抜粋を二点ほど
    =============
    P6 はじめに、より
     本書の主人公はイーサンくんのような子どもたちです。ラグビーワールドカップ2019では、私たちが予想もしなかったような感動的なエピソードが日本各地でたくさん生まれました。そこには未来を担う子どもたちの姿がありました。
    それらを通じて、私たちが大会から何を学び、学んだことを今後にどう活かしていくべきなのかを読者のみなさんと一緒に考えたいと思います。そこには、スポーツの枠を越えて私たちの人生に訴えかけてくれるメッセージが、きっとあると思います。
    さあ、みんなでもう一度一緒に、あのラグビーワールドカップ2019の高まりを訪れる旅に出て、私たちが進むべき次の一歩を探しましょう。

    P133
     このように、それぞれの地域に根づき、地道かつ情熱的な活動をしている人たちが各地でさまざまなプロジェクトを立ち上げ、そこに市民を巻き込んでいきました。ウェールズの公開練習を満員にした北九州の「ミクスタの奇跡」、台風で試合が中止になった釜石のスタジアムに大漁旗を持って集まった市民たち、熊谷ラグビー場の仮設スタンドを埋め尽くした小中学生の歌声、オールブラックスをも驚かせた柏の「ハカ(ニュージーランド・マオリ族の宗教的な踊り)」などが、その例です。地元の一般市民の中に、地域を愛し、地域のために情熱を注いで準備する人たちがいて、そこに強力なコミュニティがつくり上げられました。知られていないエピソードが各地にまだまだたくさんあることでしょう。
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著者プロフィール

前ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長特別補佐、「Next Step」代表、神田外語大学客員教授。1952年生まれ。国際基督教大学卒業。ウェールズで2年間コーチングを学び、帰国後、茗溪学園高等学校(茨城)の監督として、1988年度第68回全国高等学校ラグビーフットボール大会で優勝した。1994年から日本ラグビーフットボール協会に勤務。2003年から16年以上にわたり、ラグビーワールドカップの招致、準備、運営に携わった。

「2020年 『君たちは何をめざすのか ラグビーワールドカップ2019が教えてくれたもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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