考える虎: 最強タイガースを作り上げた攻守のカナメ (ベースボール・マガジン社新書 50)
- ベースボール・マガジン社 (2011年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583103440
作品紹介・あらすじ
タイガースだからここまで頑張れた。"控え"から"一流"へ-チームを愛し、ファンに愛された男が初めて綴る激動の20年。
感想・レビュー・書評
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自伝的に筆者の球歴をさらっと振り返った小説。藤川球児と、東北福祉大の元監督である故伊藤義博氏への感謝の念が多く記述されていたのが印象に残った。
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「阪神タイガースにトレードが決まり、悔しくて仕方がなかった」
この悔しさがあり、タイガースでの活躍に繋がった。扇の要で投手陣を引っ張ってくれたし、勝負強さも兼ね備えてここぞの場面で試合を決める一打も放ってくれたし、タイガースに来てくれてよかった。
次はコーチ、監督としての矢野氏を待ちたいと思います。 -
高校野球は好きだけれど プロ野球にはほとんど興味がなかった私が、自分が応援するチームの守備時が面白くて、目が離せなくなった要因を作った捕手の方の著書。
あの目が離せないほどの投手と(ほんとは捕手とも)バッターとの攻防の裏話が興味深かったです。 -
なかなかリアリティがありました。矢野さんは野球に対する考え方がシッカリしてますね。
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先に「阪神の女房」を読んでからだったので、内容がかなり重複していますが。
こちらの方が引退直後の生々しい感じがします。
(いい意味で)
改めてキャッチャーというポジションはすごいなと思いました。 -
タイガース黄金時代の扇の要、矢野選手が引退後に書かれた本。現役時の裏話なども書かれており、ファン必見の一冊です。
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阪神ファンは読みましょう。
2010年で引退された矢野選手が記す、タイガース躍進の理由。
今年の阪神はちょっと調子がわるいんだけど、それもこの矢野選手が引退したため?と思わなくもない。それほど矢野選手は阪神のことを考え、ピッチャーのことを考え、野球のことを考えている。もちろん他の選手ももちろん考えているんだろうけど。
40歳まで現役でやるための努力、努力する才能とはよく言ったもので、その努力が半端ない。それが一言一言から感じ取ることができて、大変感動しました。
ちなみに、私が矢野選手のファンであることからこういうレビューになっています。というわけで、評価はその点を差し引いて4星。 -
矢野さん素敵! 監督姿見たい!
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自分のことを、まだまだ、と思っていたからこそ、長きにわたり選手生活を続けられた、ということか。
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2010年、阪神タイガースを引退した矢野燿大捕手の自伝。
中日ドラゴンズから阪神タイガースへのトレード移籍、「控え捕手」から首位チームの「一流捕手」へ上った軌跡、怪我や環境により引退を決意した心情などが、自身の学生生活も交えながら書かれています。
決して優等生とは言えなかった筆者が、ざまざまな挫折から「必死のパッチ」で学び、勝ち取った栄光と名誉。そして引退。
引退した今でもファンに愛される矢野捕手の生き方、考え方が詰まった1冊です。