瀬古利彦マラソンの真髄: 世界をつかんだ男の“走りの哲学”
- ベースボール・マガジン社 (2006年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583039466
作品紹介・あらすじ
頂点を極めた走りの理論。著者自らのマラソン練習メニュー初公開。
感想・レビュー・書評
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自分のランニングに参考になるかなと思い読んでみましたが、レベルが違いすぎました。
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現在は,箱根駅伝等のユニークな解説でお馴染みの瀬古俊彦氏ですが,かつてはマラソン15戦10勝という絶対的な強さを誇る日本を代表するマラソンランナーでした.この本は,“企業秘密”とまでされていた現役時代の練習メニューも公開しながら,瀬古氏がどのようにしてマラソン人生を歩んで行かれたのか語られています.
あくまでもこの本のテーマはマラソン(長距離走)がテーマですが,同氏がマラソン(長距離走)を通じてどのように人間として成長したのか/学んだのかという点においても非常も興味深く,人生論としても非常に面白い内容です.とても一般人がマネをできるようなレベルではありませんが,世界のトップに立ったプロ選手の競技に対する取組み・姿勢からも多くのことを学べると思います.
(2012ラーニング・アドバイザー/図情NAGAMI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1301102&lang=ja&charset=utf8 -
練習内容がハンパない ロサンゼルス留学 早稲田 臙脂
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ついに出ました伝説の常勝ランナー瀬古のマラソン哲学書! 瀬古の走りをリアルタイムで見たことのない人は、これを読んで”ただのオモロイ解説のおっさん”という認識を改めてください(笑)「私の履歴書」的な前半はちょっと退屈ですけど、まぁ”哲学書”ですから(笑)、マラソンに向けた考え方、練習に向かう姿勢を我々も参考にしたいですね。が、練習内容は、とても真似できません。いや、しないようがいいです。なんせ彼が感化されたのは『巨人の星』の星一徹の言葉らしいですから(^^;;
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「冬の喝采」(黒木亮著)には、瀬古と中村監督の師弟関係を第三者的立場から冷静に、より克明に記述している。(YAJ)「冬の喝采」(黒木亮著)には、瀬古と中村監督の師弟関係を第三者的立場から冷静に、より克明に記述している。(YAJ)2010/06/02
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身の丈にあった練習から入る。
中村先生の本気度が伺える、草を食べてしまうエピソードは強烈な印象だった。
この瀬古さんも情熱あふれる人なんだ。好きなことは、嫌いになるときもあるという言葉は、経験があるからこそ重くかんじる言葉だ。
消えてしまう火のような情熱を超え、火のように燃え尽きない情熱を持つ。この言葉は自分に当てはまると思った。
練習では泥臭く レースではスマートに
練習で泣く レースで笑う
練習がレース レースは練習
ジョグも、ただやるだけでなくどう本練習に結びつけるかを考える。
生活の全てを自分の目標に収斂させることは、桑田さんの言っていた意味と一緒だ。
飛ばし読みしたが、内容は濃く、参考になった。命がけの気持ちでやる。
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・マラソン練習とは35kmを中間点だと思えるようにすること。
・人は変わることができる。根性なしでもマラソンが走れるようになる。
・マラソンは絶対に素質に頼れない。
・一日一生のつもりで、泥くさい練習を継続する。
・心の中に、火のように燃え尽きない情熱で、練習をしなければ強くなれない。泣く泣くやる練習はやっただけ・・・。
・マラソン練習とは、体と心の両面でバランスよく鍛えていくことである。
・先のことを考えすぎて、消極的にならない。今すべきことをしっかりとやる。
・マラソンでの成功に近道はない。
・走るということは、自分の意思のあるところに成り立つ。
・継続は力なり、されど惰性は継続の退歩なり。
・たくさんの人の支えがあって走ることができている。感謝の気持ちを忘れない。 -
「走る」って何??そんな疑問から手にした本。
競技は違っても考え方はそんな変わらないと感じる。
早稲田を受けるために浪人していたことは知らなかった。
指導ではだいぶ苦労されたようであるが本の内容や自分の経験から指導を受けた選手の気持ちも、瀬古の気持ちも少しはわかる。
瀬古本人の選手としての話は本当に参考になる。
考え方が柔軟で素直で真剣に取り組む姿は一流そのものだと感じる。
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世界の瀬古がマラソンを語った。
マラソンにかかわる経緯、トレーニングに対する考えなど。レースで100%の力を発揮するためにトレーニングで120%の力をだしきるとのこと。世界をつかむためのまさに走りの哲学。読み応えあり。
2007/02