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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582859379
作品紹介・あらすじ
江戸っ子の舌をうならせた野菜が消えたのは、宅地化と効率化の進んだ昭和のこと。野菜50種の復活を通じて著者が取り戻したのは、東京の歴史と、人と人とのつながりだった。
感想・レビュー・書評
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伝統野菜の復活と地域の活性化に奮闘した人々の活動の記録。
序章 “伝統野菜”の復活にかける
第1章 失われた野菜を探してー発見の物語
第2章 日本を旅した野菜 第3章 江戸と今をつなぐ
第4章 大都会で生まれた野菜 第5章 学校の畑でよみがえる
第6章 サポーター広がる
番外編1 時代を超えたダイコンー鎌倉大根
番外編2 大嘗祭と江戸東京野菜
口絵カラー画像8ページ。
江戸東京野菜の魅力を語る･･･10名にインタビュー。
江戸東京野菜一覧、関連ホームページ一覧有り。
かつて江戸の住民の食を支えた野菜の数々。
しかし、高度成長期の開発や宅地化、規格サイズの野菜の
需要等で、次第に生産されなくなってしまいました。
東京の歴史文化を伝える「生きた遺産」を何とかしなくては！
農業説明板の設置からの始まり。地域への関心に。
さすがに現代、ブログやSNS、報道等で集まる情報と人脈。
種が保存されてた！個人宅で栽培されてた！なんと地方に！？
2007年、わずか15品目の伝統野菜は、
2020年には50品目になりました。
江戸東京の伝統野菜復活のプロジェクトが、
栽培のみならず、町おこしや給食等で地域を巻き込んでいく。
そのパワーを感じられる、熱い内容でした。
うん、亀戸大根美味しいよ(^^♪
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今流通している野菜のほとんどは、F1種と言う一代限りの種からできる。
それは流通事情にかなう、均一な大きさに育てやすい性質を持つ。
しかし、しかし、、、江戸から昭和初期までは、その土地特有の野菜の品種が多く存在していた。
それは土地の環境に適応し、病気に強く、独特の味わいを持つ個性的な野菜が多かった。
江戸時代、長い平和が続くと、参勤交代などで、地方と江戸との野菜の品種の流通が生まれる。
地方からやってきて、江戸で美味しい野菜に接すると、郷里に持ち帰り、育ててみたりしたのだった。
伝統野菜は強い、しかし、大きさなどにムラが起こりやすい。
流通の問題で近年消えてしまったのだった。
だが、この伝統野菜を復活させようとする人々が掘り起こしを始めた。
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「東京の農業を守らなければならない」そして、「江戸・東京の農業屋外説明板」、「江戸東京野菜推進委員会」等で伝統の野菜たちを育成、復活させる。
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