新書844改訂新版 日銀を知れば経済がわかる (平凡社新書 844)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582858440

感想・レビュー・書評

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  • ニーサ熱が熱い中、私も始めようと思ったがお恥ずかしい話経済のことが全く分からない。
    YouTubeには「ここに投資しろ!」とダイレクトな回答の動画があるけど、自分の大切なお金で投資をするなら経済を分かっていないと怖いと思い、本著を読んでみた。
    読み終わってからは「金利が上がる、下がる」とどうなるかが分かったし、ニュースに出てくる「金融緩政策」の内容も分かるように。また金利の上げ下げによる投資家の行動もちょこちょこ書いてあり、参考になった。ただ、私にはまだ日本経済と株価・為替の連動している動き理解できずにいるので、次はこちらを深掘りできる本を読んでみたいと思った。
    それにしても、池上彰さんの本は読みやすい。
    なぜこの説明するんだ?と疑問に思ってちゃんと伏線回収してくれる。

  • 読了 20230828

  • 初学者向けに日銀の役割やその歩みについて平易に説明した本。改訂版ではあるものの2017年発行であり今となっては内容が古いものもある。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/684995

  • 2021/04/13

  • 経済というより日銀の歩みを紹介してくれた本です。また一部の紹介には簡単に読ませるようにしたのかで、少し納得できない状態です。例えば、ブラックマンデーの件と日銀が金利の引き上げをためらったのと関係は本で見ると因果関係にみえそうですが。他の資料を調べると実際はどうでしょうという感じが浮上。でもこの本を終えてもっと説得力がある本を見つけたいという気持ちは本の成功かもしれません。楽しみました。

  • 日銀の行動が、日本中そして世界にまで多大な影響を与えるということがよくわかりました。
    もし自分が日銀なら…と想像すると心臓がつぶれそうです。
    現在の総裁黒田東彦さんは東大法学部卒だそうで、
    さすが豊田真由子さんの先輩だと思いました。

    教科書に書かれた「日本銀行の仕事」も、時代と共に変化するのだそうです。
    「むかし学校で習った」という記憶だけを頼りにしていると、時代に追いつかなくなります。
    まあ私の場合「むかしの記憶」はないので、頼りにするものはありませんが、
    これからは興味をもっていこうと思っています。

    ところで私のイメージで「経済的」というと「無駄遣いをしない」ことで、
    江戸時代の改革のように「質素倹約が美徳」な気がします。

    しかしこの本を読むと、最近の傾向かもしれませんが、
    「日本の皆がどんどんお金を遣うのが良い」
    そういうふうに安倍さんや日銀は進めているように思います。
    私の解釈、あっていますか?

    ただ、こういう経済情報をすばやく得て、
    「金利が低いからお金を借りて大きいことしよう」
    「これからインフレになるのか。その前に高額の買い物をしておこう」
    と考える人がいる、たくさん?それにビックリ。

    私など思考が江戸時代の人間のそれなのか?
    質素に、スーパーで値引き食品を買って、それを肴に第三のビールを飲む。
    時間があれば図書館の本を読む。
    それで幸せ。

    私のような人間ばかりでは日本はダメなのでしょう。
    ただ、地味な高齢者が詐欺にひっかかって想像を絶する大量のお金を払っているところをみると、世の中には貯め込んでいる人がたくさんいるのでは?
    それは「将来が不安だから。」

    だから緩和政策で「金利を下げる」とか「当座預金残高量を増やす」とかより、
    国民みんなが安心して暮らせる日本にするほうが大事なんじゃないかなと思います。
    そしたらじゃんじゃんお金遣うようになるのでは。

    たとえば、たたかれるかもしれないけど、ひとつには安楽死を認めることです。

  • 社会人ぶって読んでみたけど経済学部卒にはちょっと簡単すぎた。でも相変わらずの分かりやすさ。いちいち池上彰の顔が浮かんできて、ほんのちょっとだけイライラする。

  • 日本銀行の歴史、公開市場操作や預金準備率操作などの金融政策、日銀が果たす役割がこの一冊でよく分かる。流石は池上さん。

  • 2017.06.15読了

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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