- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582857917
感想・レビュー・書評
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/684980詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。
評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。
2022年5月2日作成 -
3つの主張にまとめられる。「気候変動の原因として太陽活動の影響もある」「今後寒冷化する可能性がある」「CO2の増加自体に悪い影響はない」 世に言われている、CO2の増加→地球温暖化につながるという主張と、本書の主張のどちらが正しいのか、素人の私にはまったく分からない。ただ、今回のコロナ禍の大阪の対応のように、予測を基にして、事前に判断ラインと、そのラインを超えたらこうするということを決めておくのは良いことだと思う(温暖化対策をやめると判断するライン)。また、その事前ルールも状況によっては変えられるようにしておくことも。本書が書かれて5年経っているけれど、世の中的にCO2温暖化論の方向性に変わりがないように見えるのはどう解釈したらよいのか。全体として、本書の語り口が、終始攻撃的な感じなのはどうにも気になった。
-
衛星や気球のデータでは、最近100年の気温の変化は0.7°cである。海面上昇も100年で20cmである。いずれもほぼ安定していて、1998年からは温度上昇は頭打ちになり、太陽活動が弱まることによってこれからは気温が下がるかもしれない。そんなときに日本は毎年温暖化対策に4兆円も使っていて、CO2排出削減政策がGDPを年間1〜2%、金額にして5〜10兆円も押し下げているので、一世帯あたり20万円もの損失になるのだ。温暖化対策などしないで、寒冷化に向けてエネルギーと食糧の自給ができるようにすべきであるのに、日本は温暖化狂想曲に踊らされている。日本の気象学者はもう研究費目当ての温暖化ムラの住人しかいなくなってしまった。
水蒸気の温室効果は非常に高く、正のフィードバックによって温暖化を加速させると思われていたが、衛星や気球によるデータで、正のフィードバックがほとんどないことがわかった。IPCCは雲も正のフィードバックがあると主張していたが、宇宙線の研究によりむしろ負のフィードバックがあるとわかった。
よくある温暖化の被害にも間違いが多い。ツバルやモルディブはサンゴ礁の島である。サンゴは海面近くで増殖し、やがて死滅し、波や風に運ばれて白い砂となって堆積する。こうしてサンゴ礁は氷河期以来100mの海面上昇を追いかけてきたのだ。南太平洋のフナフチ諸島の調査によると、過去100年で7.3%増加していた。サンゴ礁は海水準変化に対しては大きな適応力を持っているのだ。
キリマンジャロの万年雪が温暖化によって溶けたという説もあるが、明らかに誤りである。6000mの高地は常に氷点下なので雪氷は溶けようがなく、湿度が下がったため蒸発(昇華)したのだ。実際、残された氷の尖った形状は 氷が昇華して消えていったことを示している。
日本では2008年以来、地球温暖化を中学・高校で教育するよう文科省の学習指導要領で定められた。義務教育で生徒全員にCO2の温暖化を教え込んでいるのは問題である。学問的に評価が定まってない事柄について一面的な見方を教え込むことは根本的な誤りである。
気候変動枠組条約は温暖化対策を口実に世界の富の再配分を図る国連政策の一環であるという説もあり、多分その側面もあるだろうが、援助はあくまでも理にかなった形で行うべきもので、科学の仮面を被った政治、科学者の仮面を被った御用学者たちの手に委ねるべきことではない。 -
IPCCのメールスキャンダルは既知だが、欧米各国の意欲低下は本邦で余り報じられておらず、意外な感がある。
一方でCOP21/パリ協定は発効し、CO2削減は義務となった。
著者を始めとする科学者が主張する太陽活動原因説は、太陽の圧倒的なエネルギーを考えれば説得力があるし、過去のデータでも確認できる点で、CO2原因説より納得できる。
一方でCO2の温室効果も無視はできないが、そもそも地表温度の測定方法すら合意されておらず、温暖化した場合の功罪も不明な中で規制だけ先行するのはやはりおかしい。 -
反温暖化本と紹介されて読んだ。めんどくさくて途中でイヤになったが 挫折しないでよかった。
長期的に見て地球の気温の変化は太陽の活動の影響によるもの
温暖化とヒートアイランドの話を混同して議論しすぎ
日本がCO2による温暖化にコンシャスなのは どちらかというと ヒートアイランドの影響を感じやすいから。日本人のうち都市に住んでいる人の比率は高い。
欧州も米国もCO2による温暖化への関心は低い。
学説が政治に利用されている例。
京都議定書から 排出権も含め日本に削減義務が押し付けられてる。それをメディアが後押ししてCO2による温暖化もガラバゴス化した意識。
欧州は2009年からCO2温暖化に懐疑的に転換。
クライメイト事件。
CO2排出権で なぜ金儲けができるのか。排出権取引で?規制による新技術の開発は どこかの国が儲かるのか?
でもでは 排出規制はなぜ欧州のほうが厳しいんだろう?
真鍋淑郎