上機嫌のすすめ (平凡社新書 527)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582855272

感想・レビュー・書評

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  • ごきげんでいることの良さをわかりやすく伝えつつ、なるべくごきげんでいるために、朝起きたその布団の中からシーンを細かく区切って自分をごきげんにする工夫を重ねていく方法も丁寧に紹介されている。
    今回NTTに入社して辞めるまでの経緯も紹介してくださっていて、興味深かった。
    線を引きたいところがたくさんありすぎて、図書館で借りたけど、やはり購入しようと思う。

  • “基礎が大切なのはわかるけれど,基礎に「とらわれる心」や「こだわる心」が表現力をみがくことの足枷になることがある,と僕は思うのです。ではなにが大切なのか。それは,「なにをしたいのか」「なにを表したいのか」という自分の思いです。それがないと絶対に人の心を動かすことはできません。”

  • 読書録「上機嫌のすすめ」3

    著者 武田双雲
    出版 平凡社

    p133より引用
    “ やりたいことが見つからないのではなく、
    いまやっている仕事を好きになればいいので
    す。”

    目次から抜粋引用
    “上機嫌力をアップさせよう
     路上で感じた多くのこと
     書から学んだ上機嫌の心
     上機嫌はスキルだ
     人生は変えられる”

     書道家である著者による、日々を楽しく過
    ごすための気持ちの動かし方について記した
    一冊。
     著者が書をしたためる目的から人生をより
    良くするための行動まで、実体験を元に書か
    れています。

     上記の引用は、目の前の事を好きになるこ
    とについて書かれた項での一文。
    言うは易く行うは難しという言葉が、ピタリ
    と当てはまる言葉ではないでしょうか。
    こういう考え方を逆手に取って、人を言いよ
    うに働かせようとする人たちがいるから、ブ
    ラック企業やバイトが存在するのかも知れま
    せん。しかし、ある程度何かをやり続けない
    と、そのことの面白さを知れないこともある
    のでしょう。面白くなる前にやめるのはもっ
    たいない、というような話が、志村けん氏の
    「変なおじさん」に書かれていたと記憶して
    います。
     書かれてあるとおりに出来るかは分かりま
    せんが、日々を少しでも楽しいものにしたい
    人の参考にはなる一冊ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • オオツカ君の「た」

  • 『僕が神様だとして、誰かにチャンスを与えるための神様会議をしているとします。誰にチャンスを与えたいかといえば、このチャンスをもらって、心から喜んでくれる人です。』
    確かにその通りな気がする。
    気持ちを上機嫌に持っていく上機嫌力を付けたいと思った。

  • あるものねだり
    なんでもゲームだと思う

    何よりも毎日、楽しく生きている人が1番すごい

  • チェック項目19箇所。上機嫌率10割を目指すもの・・・10割はムリなのを前提に。上機嫌の時間を増やすことで生活は楽しく豊かになる。上機嫌でいる生き方の楽しさや生きていくうえでのヒントを感じてもらいたい。上機嫌の反対は不機嫌。不機嫌はゼロ。機嫌そのものがポジティブ。「何のため」を自分に常に問いかける・・・上機嫌率アップ。適度な危機感は生きていくうえで必要。モチベーションが下がらないコツが上機嫌。社会的成功とは全部エネルギー。ストリートで酔っ払いに罵られることもあったが逃げない。ストリートに出ることで自分がいかにちっぽけな人間かを知る。マザーテレサ・・・組織を作ると本当の温もりが伝わらない、ちっぽけなもの同士が手をつなぐことでしかわからない。基礎が大切だけど、基礎に「とらわれる心」や「こだわる心」が表現力を磨くことの足枷になることがある。答えがあって作品を作るのではなく、作品を作ることで答えを出す。バッシングに負けて自己否定すると自分を信じてくれる人まで否定することになる。教育・・・エデュケーションはラテン語で引き出す。どんな人にも不機嫌になるパターンがある。やれることはやってあとは楽しむ。「喜んで〇〇する」と口に出す。すべてを遊びに。上機嫌でいること・・・家族に常に関心を持つこと。論語にもある毎日を楽しむ人が一番強い。好きで何かに打ち込むより毎日を楽しんでいる人のほうがすごい。

  • p.17
    「上機嫌という言葉の反対は「下期限」ではありません。
    「不機嫌」です。
    期限にはマイナスカウントがなく、不機嫌はいつでもゼロなのです。
    そう考えると機嫌そのものがすでのポジティブだということに気づきます。
    数でいえば「1」からはじまる正の数です。
    だから機嫌はいくらでも上に積み重ねていける・・・。」


    p.98
    「それで僕は、「教える」よりも「引き出す」ことに徹しようと決めました。
    ~中略~
    教育は英語でエデュケーションですが、この語源がラテン語で「引き出す」という
    意味の言葉だということを知ったとき、
    自分は間違っていなかったと思いました。」

    p169

    「ダカラコソデキルコトー。
    この言葉をつけるだけで、どんなことも希望になっていきます。
    ~中略~
    人は、ないものばかりねだって、しかもできない理由ばかり探す傾向があります。
    できない理由は探せば、いくらでも出てきます。
    しかし、そのぶんだけ地震がなくなり、不機嫌になるし。
    できる人に嫉妬するようになります。」

  • 「著者紹介」が想起する「武田双雲像」と、本書の中身が全然違っていて、笑ってしまった。もちろんそれは悪い意味ではなくて、本の中身の方が、断然身近で、等身大に感じられて、心に響くということ。

  • 筆者は書道家なのに、社会人になってNTTで働いていたんだ。どうしてNTTになんか就職したのだろうか。冷かしだろうか。違和感を感じていたと本書では述べているが、それなら最初から就職しなければ、良いのに。このような堕落者を採用しなくてはならないNTTも可愛そうだ。

    浪費はマイナスだが、投資は希望です。いい言葉だ。
    上機嫌でいて楽しいことは間違いない。上機嫌に生きていれば、たいていのことは笑ってすごせるだろうな。

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著者プロフィール

1975年、熊本生まれ。本名 武田大智。
3歳より書道家である毋・武田双葉に師事し、書の道を歩む。
東京理科大学 理工学部卒業後、NTTに就職。3年後に書道家として独立。
音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーションや、斬新な個展など独自の創作活動で注目を集め、映画「北の零年」「春の雪」、 NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、世界遺産「平泉」など、数多くの題字、ロゴを手がける。
また、世界中から世界中から依頼を受け、パフォーマンス書道、書道ワークショップをおこなうとともに、海外に向けて日本文化の発信を続けている。
ADHDの特徴と言われる多動性・衝動性を併せ持ち、2022年には 精神科医・岩波明との共著『ADHDを「才能」に変える生き方』(ビジネス社)を出版。

「2023年 『母ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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