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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582838411
作品紹介・あらすじ
胃を悪くしても甘いものや煙草、コーヒーが止められず、医者が嫌いで、子どもに対しては異常なほど心配性……。寺田寅彦の背中を追い続けてきた著者が描くとっておきの姿。
感想・レビュー・書評
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物理学者の池内氏が、同じ物理学者の寺田寅彦の姿を論じる。学術的な面ではなく、家族とのこと、持病のことなどを寅彦の全集や周囲の人たちの残した文章などから描き出す。
寅彦の死因は、若い頃にX線回析実験をしたことが原因かもしれない。という独自の推測もかかがている。 -
(借.新宿区立図書館)
周辺や日記・書簡などから見た寺田寅彦。極端な甘いもの好き、たばこ好き、医者嫌いなどなど。随筆などから見られる姿とはかなり違う寅彦像が見える。特に本人及び家族の病気関係が詳しい。ただ、少々著者池内了氏の見方が出過ぎている感も。
漱石の『猫』に出てくる甘木先生は「某」のもじりだけでなく、本名が尼子だったんだ。 -
池内先生が等身大の寺田寅彦の姿を炙り出そうとするもの。良くも悪くも人間らしさが伝わってきて、とてもよかったです。
違った寺田寅彦の姿を垣間見ることができました。
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