夜告げ鳥 初期作品集

著者 :
  • 平凡社
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582838268

作品紹介・あらすじ

『仮面の告白』生成前夜の未生の作家三島自身が企画した幻の作品集。没後50年、手書きで残された本人の構成案を忠実に再現。井上隆史による詳細解説を付す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 23歳の三島由紀夫が計画し、出版社の倒産で埋もれた自選集の再構築を試みたもの。

    評論、詩、短編などからなります。

    理屈っぽさと、美。

    後の作品につながる若い芽が読み取れます。

  • 三島の、ごく初期の評論・詩・短編を集めた作品集。自筆の目次案なども残されているらしい。
    読んでみると多少の若さは感じるが、基本的に、三島由紀夫というのは最初から完成されたタイプの作家であったという印象が強い。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三島由紀夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×