- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582838077
作品紹介・あらすじ
ウェブメディア「cakes」の人気連載が書籍化! 山小屋にお風呂はある? 腹が立つお客さんはいる? スタッフの人間関係は? 北アルプスで10年働いた著者が隅から隅まで描く山小屋生活。
感想・レビュー・書評
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図書館員のおすすめ本(日本図書館協会)
深谷恵理 / 大河原町駅前図書館(宮城県)
週刊読書人2021年12月3日号(3418号)
読書人WEB
https://dokushojin.com/review.html?id=8574
山小屋ガールの癒されない日々 - 平凡社
https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b451501.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎夏、北アルプスへ登山に行っている。登山の楽しみの大部分を占めるのが「小屋泊」である。天気が悪くとも、山小屋の食事や温かい雰囲気に、毎回客として癒されている。会社の後輩で、山小屋アルバイトを経験したことのある子(元、小屋ガール)がおり、この本を手に取った。
北アルプスへ行くようになって以来、10か所以上の山小屋にお世話になってきた。そのたび、小屋ガール&小屋ボーイの笑顔で迎えられている。客の側から見ていると、とても生き生きとしているのだが、多岐にわたる仕事、喜怒哀楽すべて共にする狭いコミュニティ、お風呂の無い?!生活の厳しさは容易に察しがつく。この本を読んで、想像を絶するものであることが分かった。
「山小屋バイトって実際どうなんですか?」なんてこと、とても恥ずかしくて小屋ガールには質問できないが、ずっと前から興味があったので、この本に出会えて本当に良かった。
今月も北アルプスへ行くが、これまでの分も含めて、感謝を込めて登山しよう。ちゃんと持ち物対策をして、山のルールを順守して、小屋ではスタッフの目をちゃんと見て、笑顔で「よろしくお願いします」「ごちそうさまでした」「ありがとうございました。」って言いたい。 -
作者が山小屋バイトを始めたのは、ただなんとなく。そうして先入観なしに山の世界に飛びこんだおかげで、起こったできごとにそのつど一から向き合い、自分なりの感性と言葉で素直に受けとめていく作者の成長ぶりが、読んでいて快かった。ヘリ対応、水の確保、寒いお風呂、逃げ場のない環境での人間関係のむずかしさなど、今まで知らなかった山小屋スタッフならではの苦労の一端をかいま見ることができてよかった。こんど山で汗水垂らしながら道直しをしている小屋スタッフを見かけたら、「ありがとうございます」とちゃんとお礼を言おう。
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山には山小屋という、登山者が宿泊したり休憩出来る場所がある
そこで働いたことがある著者の経験談は、働いた事がある人にしか分からないことばかりで
その体験をこっそりと教えて頂いた本でした。
山は綺麗だけど、厳しくもあり、また地上とは変わらない人間関係もあるのだなと、思いました。
10年も勤務された著者さんの誠実さと、行動しなきゃわからなかった世界にすこし憧れました。 -
登山を趣味としているものとして、山小屋は一体どういう存在なのか?の問いに答えてくれる本でした。
山小屋の日常ストーリー、人と人との繋がりについても面白く書かれていて、山小屋へ行く人達の理由がわかりました꙳★*゚ -
初めての山小屋泊を終え、手に取った一冊。
山小屋の裏話を知ることが出来て、とても興味深く読めました。
そして、面白いお客様だったり、スタッフの笑えるエピソードなど、「接客業あるある」には特に共感する所が多かったです。
この本では、筆者が山小屋で働くことを通して得た仕事観、人生観もちりばめられています。
筆者自身がメンタル不調を抱えた経験があったり、下界(?)の社会になじめなかった挫折経験があったようで、
だからこそ優しくて、おおらかな人生観に触れることが出来て、読後、温かい気持ちになれた一冊でした。
この本をお勧めしたい方:登山好きの方、チームで仕事をしている方、生きづらいと感じているすべての方 -
10年間山小屋で働いた著者が山小屋の生活についてまとめたエッセイ。
登山経験もない著者が山小屋で働くことになった経緯や山小屋での仕事、利用者さんとのふれあいなど様々な体験が記されていました。
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北アルプスの山小屋というテーマに興味が湧き
楽しく読めた。
人との繋がりの大切さ、また筆者の考え方に
気付かされることも多かった。 -
山小屋の仕事が覗けておもしろかった。ゲストハウスの業務に近い部分もあるけど、物資の節約とか山道の整備とか山特有のことも色々。近いうちに山小屋にも泊まってみたいな〜
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サクサク読める、山好きの疑問やアルアル⤴︎⤴︎
老後の事なんか、年金と事なんか気にするのがバカらしくなったし、
笑笑