コナン・ドイル シャーロック・ホームズの代理人

  • 平凡社
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本棚登録 : 61
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835762

作品紹介・あらすじ

世界一の名探偵の生みの親はいかなる人物だったのか。天才と凡人のあわいを見事に描き出し、数多くのドイル伝のネタ元となった幻の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • ざっと斜め読みですが……質実剛健だったドイルの側面はたしかに伝わってくるところがあるものの、「想像力に欠ける者は、奇怪なもの、恐ろしいもの、異常なものを偏愛する。微妙な味がわからない者の好物がカレーなのと同じである。(中略)ドイルは、多くの人々と同様、奇想を想像力と取り違えていた」……という調子で、ちょっと見くだしたような書き方をするところがあって、そういうところがドイルの息子たち(とくにエイドリアン)を怒らせたんだろうなということが察せられた(^_^;; 

    そもそも、奇想があかんという、ちょっと下に見るような感じがね……いいじゃんね、奇想。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】930.278||P【資料ID】91124122

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:930.28//P31

  • 基礎的

  • シャーロックホームズの生みの親、コナン・ドイルの1943年に出版された伝記。本書の解説によると、コナン・ドイルの死後、遺族が必要な資料を提供されて書かれたものとあり、内容に関しては事実に近いものかもしれない。ピアソンは、この生涯を緻密にまで再現しようとしている。
    アイルランド出身の両親からスコットランドに生まれ、その後イングランドで成長する。イエズス会の厳格な教育を受けながら、医者となってからは、船医となってアフリカに赴く。その後の医者としての活動や作家として名声を得るまでの話が綴られている。
    シャーロックホームズの事件といえば、結構残虐な事件も多く、血も凍るような描写に震えてしまったが、家庭では妻を愛し、家族を大事にする普通の夫・父親として描かれている。等身大のコナン・ドイルが書かれていると思う。

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