- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582741223
作品紹介・あらすじ
日本のアウトドアブランドの雄「モンベル」創業者・辰野勇。世界最年少記録(当時)アイガー登攀、資本金ゼロからの起業、ショップを通じた地域貢献……登山から学んだ人生哲学を語る。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
mont-bell創業者、辰野勇氏の自伝です。
自営業の家に生まれ、仕事に対する姿勢を少年時代から育んできた著者。
一貫しているサバサバした感じは父親譲りでしょうか。
直の語りでこれまでの人生と営業理念が綴られた、気持ちの良い一冊。 -
「7つの決断」とかぶる部分も多かったけど、冒険家、辰野勇の山への想いを強く感じる。アイガー北壁・マッターホルン登頂50年記念で、72歳で再登頂したマッターホルン。さぞかし感慨深かっただろと。
-
山を通して会社を作り上げていく
なにか1つに特化すると強いな -
チャレンジング、アグレッシブでありながらクリエイティブ。
経営はよく山登りに喩えられるけれど、それは単なる気楽な登山ではなくて、クライミングみたいな危険な登山なのだと思った。ちんたら経営していてはいけない。
それを地でいく辰野さん。
目標設定と計画。一番大切なのは計画。目標に向けて道筋を考える。リスクの対応を考える。チームワークでものごとを達成する。
経営には文学的要素がある。
イタリアのガイドの言葉も印象的。レインパンツも置いていけ。それが必要になる時点でその計画は失敗なのだ。最近の天気予報は精度が高いから、確実に晴天の日にいけばよいのだ。
無意識に過去の習慣に囚われてないか、準備不足を許したないか。自分を振り返ることができた。、 -
モンベルは好きなブランドの一つなので会社の生い立ちが分かればいいかなくらいで読んだ本だだだけど書かれている内容が超一流の経営哲学で正直驚き。
辰野氏は経営も全部山から学んだと言っているが綿密に計画を立てたり駄目だと思ったらすぐ引いたり、確かに通じるところがあるなと実感。 -
モンベル社長の辰野氏の自伝。自身のそれまでの生い立ちや、モンベル設立からの歴史や会社としてのスタンスが書かれている。もともと、痒いところに手の届くような製品づくりに好感を持っていました。さらにモンベルを好きになれるような本でした。
-
モンベルはもう、世界的なアウトドアメーカーだなぁ。大阪創業なので贔屓してしまうけど、手頃で良い商品が揃うのでショップによく立ち寄る。
現会長の辰野氏の生い立ちや登山、創業までの経緯は、もう少し時系列だと読みやすかった。個人的には後半以降のモンベル としての活動がとても面白かった。例えば、商品開発でデュポン社のダクロン・ホロフィルⅡを寝袋に採用したこととか。あと、経営も興味深い。7つの決断のひとつに、パタゴニアとの出会いと別れがあった。当時、モンベルは代理店を引き受けていたけど、売上の4分の1を占めるまでになり、将来を考えて契約解消。で、パタゴニアには日本に直営店開設を提案した。流通方法を変えたことも凄い決断。モンベルクラブ(年額1500円)も先見の明ですね。本書によると、同会員数は2019年現在96万人で、その維持に15億円かかってるとか。
モンベルは物販単体で600億円、グループでは850億円の売上。今後どう成長していくのか…。
以下をあわせて読むと理解が深まる。
モンベル創業者が語った事業成功への軌跡 | なにわ社長の会社の磨き方 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/203436 -
モンベル、好きなブランドです。服や小物を持っています。この本は、辰野勇さん、社長の人生を振り返って、出会った人、影響を受けたものを語っています。個人的には、今西錦司さんのくだり、セブン・イヤーズ・イン・チベットのこと、が気になりました。