ザビエルの夢を紡ぐ: 近代宣教師たちの日本語文学

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582703580

感想・レビュー・書評

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  • 戦国期の宣教師の役割には、日本人奴隷貿易への関与など本書に書かれない面もある。

    江戸期を隔てて、ザビエルに連なる宣教師たちの布教や日本に対する思い入れ(コミットメントというべきか)にも感慨を覚えるが、遠藤周作など日本人も宣教師との心理的距離がこんなに近いのかと驚かされる。
    (本筋には関係ないが、バスク語が日本語に近いということも初めて知った)

    本書に触発されて、カンドウ神父の著書を探したのだが、見つからなかったのは残念だ。

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著者プロフィール

1962年生まれ、日本語文学者。
最近の主要な著書にRefining Nature in Modern Japanese Literature (Lexington, 2014)、『志賀直哉で「世界文学」を読み解く』(作品社、2016年)、『ザビエルの夢を紡ぐ:近代宣教師たちの日本語文学』(平凡社、2018年)、編著に『キリシタンが拓いた日本語文学:多言語多文化交流の淵源』(明石書店、2017年)ほか。

「2019年 『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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