ハーメルンの笛吹き男: 伝説とその世界

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582452013

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  • 事件の真相を暴くという趣旨の内容ではないが、ある出来事に虚構が付け加えられ、伝説となり、伝播されていく過程を下層民への揺るぎない共感のまなざしとともに論じていく。すべてを理解したとはとてもいいがたいけれど、おもしろかった。

  • 文章の組み立て方、課題の求め方等参考になった。伝説の捉え方もやんわりと理解した。

  • おとぎばなしと思っていたものの怖い裏側。
    ハーメルンの笛吹きに感じていた不気味さの正体を垣間見たような気がします。

  • ヨーロッパ中世、ハーメルンの街に突如現れた謎の男。
    彼が吹く不思議な笛の音に魅せられて、
    街の子供たちは踊り出し
    彼に従って忽然と姿を消してしまいます。
    1284年ドイツの中世都市ハーメルンにおいて
    130名の子供たちが行方不明になったという記録は、
    ハーメルン市の記録に残されています。
    おとぎ話として知られる
    「ハーメルンの笛ふき」を
    歴史的事実として検証した本。

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著者プロフィール

1935年生まれ。共立女子大学学長。専攻は西洋中世史。著書に『阿部謹也著作集』(筑摩書房)、『学問と「世間」』『ヨーロッパを見る視角』(ともに岩波書店)、『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』(講談社)。

「2002年 『世間学への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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