理解しやすい政治・経済(改訂版)

制作 : 松本 保美 
  • 文英堂
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784578241089

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤優氏お勧めの本。

    大学で経済学を学んだ事が無いので、若干のコンプレックスを持ちながら現職を続けている。

    政治については知識として欠けていた部分も多かったが、経済については、過去30年の経験の中で、ほとんどの内容をそれなりに理解していたのには自分ながら驚いた。

    こうやって今更なかまら受験参考書を読んでみると、参考書というものは、随分と上手くまとめてあるものなんだなぁと改めて思わされる。但し、感動や驚きを与えるものでは無いので、自身の記憶に残りにくくもなっている様にも思われる……


  • 松本保美編『シグマベスト理解しやすい政治・経済』
    [改訂版]を読む。
    佐藤優が推薦していた政治・経済の高校参考書を読みたいと思い、
    新宿ブックファーストに探しに行った。

    本のタイトルも著者、出版社の名前も忘れていたが、
    腰巻の背に「起訴休職外務事務官 佐藤優氏推薦」とあって
    すぐ見つけることができた。
    佐藤優「知的基礎体力を高めるための勉強法」
    (週刊東洋経済)から推薦文が引用してあり、
    腰巻にキャッチコピーとして採用されていた。
    発行元の文英堂にはこうしたチャンスを見逃さない
    目利きがいると見える。

    さて、本書だが、
    高校時代にさほど興味を持てなかった「政治・経済」を
    もう一度整理し直すのに大変役立った。
    知っているようであいまいな知識が結構あるものだ。
    例えば、アメリカ大統領と議会の関係についてこうある。

       立法権は議会が独占し、大統領には法案提出権もない。
       ただし、教書を送って、立法をうながすことができる。

    なるほど、それで大統領はたびたび議会に教書を送るのか。
    行政の長ではあるが、立法には直接触れないようになっている。
    三権分立とはそういうことだったんだ。

    ポイントとしてこうまとめてある。

       大統領は議会に対して、政治責任を負わない
       議会は大統領不信任の議決をすることができない
       大統領も議会を解散する権限を持たない

    アメリカ大統領と言えば
    世界でも最高権力者であるのは間違いないが、
    こと立法に関しては、自分の所属する民主党をベースに
    議会の決断を粘り強く促していかなければならない訳だ。
    オバマ大統領が理想に持つ法律が
    そうそう簡単にできあがらないのもこれで了解できる。

    知っている人には常識なのだろうが、
    普段、新聞・雑誌・テレビでニュースを読んだり見ていても、
    こうした基本の解説はめったにない。
    最新データに基づき改訂されていることも心強いし、
    明快に解答できない事柄についても
    きれいごとで終わらせず、突っ込んだ解説をしているのが
    役に立つ。

    ちなみに腰巻に採用された佐藤優の言葉はこうである。


      「この本を頻繁に活用している」
      「外交・民族問題の説明は、地方公務員上級職の合格水準に
       十分達している。」
                (週刊東洋経済2007.6.9号から)

    社会の矛盾や困難を知り体験している大人ほど、
    政治・経済の基礎を学び直すのはムダではないと僕は思う。
    基礎を確かめずに自分の意見や考えを固めてしまう方が
    よっぽど怖い。

    (文中敬称略)

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 同じシリーズの『理解しやすい倫理』(文英堂)とともに、作家の佐藤優が推薦したことで、受験生のみならず広い読者層に受け入れられている学習参考書です。

    たしかに基本事項がわかりやすく整理されており、一通りのことを学ぶには適しているように思います。高校生のときは政治経済を選択していませんでしたが、多くはすでに知っている内容だったように感じました。ただし、センター試験などじっさいの問題を解くためには、本書で学んだ知識を活用する練習が必要なのではないかと思います。佐藤のいう「ビジネスに必要な教養」を身につけるという目的で本書を利用する場合も、おなじことがいえるのではないかと考えます。

  • 「政治・経済をもう一度おさらいしたい」という社会人におすすめ。
    ニュースを見ていて、たとえば「ブレトンウッズ体制って何だっけ?」と思ったときなどに、今でもたびたび本書を開いて確認している。

  • 『東洋経済』で連載している佐藤優さんが紹介していたと聞いて読んでみました。
    当たり前ですが、高校の参考書なので、とても懐かしく、また読み物としては自分には厳しかったです。

    佐藤さんは、
    「この本を頻繁に活用している」
    「外交・民族問題の説明は、地方公務員上級職の合格水準に十分達している。」
    と紹介していたそうですが、それを実感できなかった自分の知識が足りないのか、特に民族問題は、教科書のように断片的に読んでも理解できず、一つ一つの歴史をよく理解する必要を感じました。
    手元に置いて、辞書的に使うのはアリとは思います。

    本題ではないですが、「日本の政治意識」としてこんなことが書かれています。

    ①権威主義:「お上」に従順
    ②大勢追随:「なる」ようになると考え、「する」精神が弱い
    ③集団埋没:普遍的な規範よりも、身内の団結や和を優先

    政治に限らず、全てにおいてそうだと思うのですが、高校の参考書にまで書いてあるのになぜ我々は治せないのでしょうか。。。

  • ※自分用メモ・編集中

    【出会い】
    高校レベルの常識をやりなおそうと思い。

    【概要】


    【感想】

  • 帯には奥野氏が「シグマベスト」を買うきっかけとなった元外務官僚である佐藤優氏の推薦文が載っています。無類の読書家であり「知の怪物」とも称される佐藤優氏が頻繁に活用しているそうです。



    解説図や統計図、写真が豊富に使われいて、色も使いも豊富で分りやすい構成となっています。さすが参考書といった感じです。


    章ごとに「テスト直前要点チェック」が設けられ、問題を解く楽しみもあります。

    参考書だけあって、索引がしっかりしていますので新聞を読んでいて疑問に思った単語を調べることも出来ます。

    日本国憲法の全文も収録されています。

    http://muragon.boo.jp/blog1/2011/07/18_2304.html

  • 高校の時とか政経ほんとに全然やってなかったんで、
    せめて常識程度には覚えたい!!と思って
    とりあえずこれ買って読んでました。

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