人生なんて夢だけど

  • フレーベル館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577030080

作品紹介・あらすじ

あるときは漫画家、またあるときは絵本作家、シナリオライター、デザイナー、作詞家、作曲家、歌手、編集者等々、マルチクリエイター・やなせたかしの86年の人生が、そのまま戦後文化史となっている。

感想・レビュー・書評

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  • やなせたかしさんの人となりがわかる文章でした。でも、本当はもっともっとお辛いこともあったと思います。傷ついた分だけ人に優しく…やなせさんの大きな大きな愛情に、いったいどれだけ多くの人が救われたことでしょう。被災地に届いたアンパンマンの歌を思い出すたびに涙が溢れてきます。やなせさん、安らかに天国でも楽しくお過ごしください。本当にありがとうございました。

  • 「人を喜ばせたい」というエネルギーと活力の楽しさを感じる一冊だった。
    周囲の人が幸せになれるようなそんな人なんだろうな

  • 予想していた通りのじいさんで、予想していた通りの内容でした。老人になっても楽しそうでいい感じ。

  • 芸術の本質は他人を喜ばせることで、マンガはまさに人を喜ばせる芸術です 無理矢理にでもやせ我慢して詩を書く、絵をかく、恥をかくの三かく主義で人生を終わりたいものです。できれば恋もして、枯淡の境地は別世界。軽薄なままが好みです

  • やなせさんがいかに幅広い仕事を多くされてきたかがよくわかった。本業である漫画以外のことが多くを占めるなかでも素早く誠実に取り組んできた実績が、実に色々な人との出会い、次の新しい仕事に結びついた。

  • ブルータス

  • おもしろい!!
    やなせたかしさんが大好きになりました。

  • なじ■やなせたかしさんの自伝。やなせさんの言葉にはいつも胸を打たれる…

  • 『アンパンマン』の作者として広く世の中に知られる著者が新聞にて連載した内容を纏めた自伝。本人の意図に反してすっかり童謡として定着した『掌を太陽に』の作詞をしていたり、『三越百貨店の包装紙』を手懸けていたりで、我々から見れば様々な才能を発揮させているように見えるのですが、本人曰くは「才能がないからこそ、色々なことに手を出して、なんとか生き延びてきただけ」と。以前、雑誌にてやなせさんの半生を観ていたので、初見のことは少なかったですが、実に興味深い人生でした。

     <a href="http://blog.goo.ne.jp/suigenman/e/31e3b922b4ade7f3cd6578c9e9262a81">雑誌『MOE』でのアンパンマン特集!(2009/4/2付 世界の中の日本ブログ)</a>

    ミッフィーで有名なディック・ブルーナもそうですが、実ビジネス社会にて長らく揉まれた人間として、だからこそというのか暖かい視線・心遣いにこちらも元気を貰えるわけです。仕事も本人は「勝手に振ってきた」と言ってますが、彼の日頃の行動に誰もが引き寄せられているわけでしょうね。

    1歳の誕生日と前後して1年くらい続いた愛息の中でのアンパンマンブームも間もなく卒業な予感。御歳90歳を越えるやなせたかしさんも人生の卒業段階を迎えていると思います。舞台『放浪記』を長らく続ける女優森光子に対して、麻生首相から国民栄誉賞を検討しているようですが、やなせさんも正にその対象ですよね。

    勿論、まだまだ現役で頑張って欲しいものですけどね!

  • アンパンマンの作者・やなせたかしさんの自伝。リラックスした雰囲気で書かれていて、いいですよ〜! すごく好きです。

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著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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