- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576200996
作品紹介・あらすじ
城の強さの要は石垣にあり! 各地の名城を支える石垣の技術やエピソードをイラストで解説。城と歴史の新しい楽しみ方を紹介する。
感想・レビュー・書評
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この本で 石垣の基礎知識を知って
がぜん面白みが出てきたんですよ
石の積み方にも種類があって
同じ城のなかでも 保守された時代で
積み方が変わっていたりするんですね
石垣の建設方法など
とにかく基礎部分が面白かった
それを踏まえたうえで
名城の石垣をみると
その歴史や工法に感動しますね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本各地の名城に残る石垣について、歴史や技術をレクチャー。
第壱章 知っておきたい石垣の基礎知識
第弐章 名城の石垣-北海道・東北・北陸・関東・東海編
第参章 名城の石垣-近畿・中国・四国・九州・沖縄編
主に石垣のモノクロ画像と説明。欄外に城データと豆知識。
石垣関連用語集、主な参考文献・写真提供一覧有り。
石垣の基礎知識と、全国から選んだ75の名城の石垣についての
実際の画像、技術、歴史、エピソード等を、分かり易く紹介。
入った城主による築城の違い、使用されている石の種類。
防備の仕掛け、脱出門の跡。
墓石や石仏、五輪塔が混ざっている理由。
戦火、地震等での崩落の痕跡と、補修に修復。
石切丁場跡の情報や残念石についてまでも、
詳細にたっぷりと詰め込まれています。
元々、天守閣よりも(急な階段が苦手)石垣が好きなのですが、
良い本に巡り合ったなぁ~って、感動至極。
隅角部の形状の画像には、どれも惚れ惚れしてしまう。
あの石垣の高さに感動した丸亀城は、
また行きたくなってしまいました・・・坂はキツイけどね。 -
「家康、江戸を建てる」で石垣に興味をもった。図書館で、素人にもわかりやすそうな入門書を探していて出会った本。
石垣の基礎知識と全国の75城の石垣の解説。すべての城の石垣写真が掲載されており、見所がすごくわかりやすい。全国各地の城と石垣の写真を眺め、天守がないので城址としか認識していなかった地元の城にも、花見にいったあの城にも古い石垣があったんだ!と再発見。
旅先で観光がてら城に行くことはあれど、景色を楽しむのが主目的だった。これからは石垣も楽しみになりそう。矢穴を探すし、刻印の説明はちゃんと読むし、残念石は見て残念チェックする。城マニアの気持ちが少しだけわかった。
著者の小和田先生は、大河「麒麟がくる」の時代考証担当で、日本百名城の選定委員でもあるそう。YouTubeにもチャンネルがあった! -
石垣を中心にした城の簡単な解説書とでも言いましょうか、全国多々ある有名な城の、石垣の積み方を基本にして、違いなども分かりやすく説明してくれているのは助かります。
つい城を見てもその高さや天守の豪壮さに目を奪われがちだが、さらに着目すべきところが増えて、また城巡りをしてみたくなった。
やはり城にはロマンがあるなあ。 -
沖縄から北海道まで、著名な城はだいたい見て回ったと思っていたが、まだまだ知らない城の魅力たくさん。読み応えあったが、鬼ノ城に触れるなら対馬の金田城など古代の石垣の城も盛り込んでほしかった。いつか、この本片手に、列島城巡りに出かけたい。巨石を人力で運んだのもびっくりだけど、それぞれの工夫にも感服。
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石垣に特化して語られた内容。
歴史や作り方、構造も丁寧に解説され、
城ごとにも記述が分かれていて、わかりやすい。
カラーかと思いきや2色ページだった。
見やすいレイアウト。 -
まず、文字がピンクで驚いた。
石垣の積み方や石の形から、時代や作成者がわかるのは面白い。天守がなくなっていても石垣は当時のものが残っていることが多いので、石垣から様々な情報を読み取れるようになると楽しいだろうと思った。 -
詳しくなれた気がする。