- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576141152
作品紹介・あらすじ
さまざまな認知バイアス、論理的誤謬、ヒューリスティック…人間は気づかぬうちに脳にダマされている!?奇妙な心のカラクリを解き明かす48の鋭い考察!
感想・レビュー・書評
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普段から思っている「自分も含めて、人って、本当にあてにならないなー」の理由が書かれていた本です。
気が楽になります。もっともらしいことを言ったり書いたりしていても、大抵の人は、この本に書いてあるような様々なバイアスを自覚しないで話をしたり文章を書いてるんだろうなぁ、って思えるので。
逆に自分はきをつけよう、と構えられるのですが、はたしてどこまで抵抗出来ることやら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
認知心理学をわかりやすく解説してて楽しめる。自分の見えているものは、存在する全てではない事を再認識させられる。ホタテの目が、ホタテ自身が処理できる数を大幅に超えているのを思い出した。
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いろいろなバイアス、ヒューリスティックを簡潔にまとめてあります。自分でも読んで人にも勧めています。
但し、この本は、参考にするというより、注意する内容としての扱いが良いと思います。 -
人間の脳ミソは案外賢くないということ。いろいろなバイアスがある。でも絶妙にバランスがとれる。面白い。
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クオリア
ヘテロ現象学
多元的無知
藁人形論法
フォアラー効果
ダンバー数
セルフハンディキャッピング
自己成熟予言 -
社会心理学の本。バイアスを認知して、自分の脳の偏向を理解できるためより公平に社会を見れるようになると思う。
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心理学を学びたい人にとってもおすすめ。
わかりやすくて読みやすい。勉強になった。 -
人間は思っている以上に騙されやすい生き物だということが、これでもか!と、事例とともに突きつけられる。48の認知のバイアスや、論理的誤謬、等、実に様々な思考のトラップがあるものだ。
人は、見たいものしか見ていないし、聞きたい音しか聞いていない。これは40番目の「注意」という項目で明らかにされる。こんなことを知ったら、車の運転なんてしようとは思わなくなる(私はそう思った)。不注意と言われかねないことを、一般的に私たちは行っているのだ。
23番めの「集団思考」では、
✕:複数の人が集まって話をしたほうが、問題は解決しやすくなる
○:同意したい、対決を避けたいという欲求のために、話はなかなか進まない
なのだそうだ。ただ、意見が分かれても仲が壊れないような友人同士の集団はより良い結果に達しやすいということもわかっている。あえて、部外者を入れたり、反対意見を言ってみたりする役回りを演じる等すれば、集団思考のトラップにははまらずにすむかもしれない。
こんな話があと46個もある。
毎日、トイレで1節ずつ読み進めて48日後には、1節目を忘れているので、また読み返す。読むたびに賢くなった気分になれるので、こんな読み方を提案する。