東天の獅子 第一巻 天の巻・嘉納流柔術 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517064

感想・レビュー・書評

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  • 全4巻だが第1巻に代表させて。

    著者自らが「明治柔道史があまりに面白いので、この本をまだ読んでいなくてこれをまだ知らない読者のみなさんに嫉妬する。羨ましい」とまでいうだけのことはある。面白いわ。
    だけど、その後のブラジルとか戦後とかどうなってんのさ!とは思う。そもそもまだ明治23年ぐらいでしょこれ。

  • 毎度スローな立ち上がりで、面白くなってきたら第二巻へ。上手いですね。
    司馬遼太郎同様、丁寧な人物キャラの描き込み、取材に基づくエピソードと情報。
    なかなかいないですよね、こんな小説家。
    第二巻は買わずに、読まずにはいられない!

  • 2016/02/17発売 小説すばる内で夢枕獏さんとの対談にて読んだと明記。

  • 熱い物語だ。そしてリリカルでもある。願わくばこの熱量がこの物語の終わりまで続かんことを。

  • 柔道創生期というか、講道館創生期の話。
    作者によると、コンデ・コマの話ということだけれど、講道館立ち上げまでにこんなに時間をかけていると、いつになったら本題に届くかわかりませんね。(^^;
    この巻では嘉納治五郎の若い頃が中心です。
    やはり、夢枕だけあって、戦闘シーンの書き込みが良いですね。
    特殊能力とか無しのがちの勝負が満載で満足度高し。

  •  明治時代、衰退する柔術界に嘉納治五郎が技の追求と人間教育への情熱を持って挑む。闘う男たちの壮大な物語。

     全4巻のうち、この第1巻は、嘉納治五郎が「講道館流」を立ち上げ、「四天王」と呼ばれる若き弟子たちを鍛えていくところまでが描かれています。

     明治という時代が柔術界を通して、熱い男たちの時代だったのだと感じました。

     文字通り命がけの闘いに情熱を燃やす若者たちの息づかいが伝わってくるようでした。

     多くの柔術家が登場し、これらの人物がこれからどのように絡んでくるのか、次巻以降も楽しみです。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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