- Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575507324
作品紹介・あらすじ
農家の跡取り息子・結木輝和のもとにネパール人女性が嫁いで来た。そこから彼の人生は転落の一途を辿り始める。しかし、神の山ゴサインタンの懐に抱かれたとき、彼の魂は癒され、奇跡のように再生される-。現代人の満たされぬ想いと、漠とした不安を救済する新しいエンターテインメントの世界。第10回山本周五郎賞受賞作。
感想・レビュー・書評
-
底知れない恐怖に、時には頼らなければならなく、時には対峙していかなければならない主人公。恐怖に対する主人公の葛藤に、とてもハラハラドキドキしました。人はいつか不条理とも言える因果応報を受けるけれど、それを受けとめて、その原因を考え、前に進むことで、新しい景色が見えるのだとこの本を読んで感じました。自分は主人公のように強く生きれるのかなあと少し不安に思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)
-
主人公がネパールの女性の奥さんを最初向き合わなかったり手をあげたりするあたりはひどくて嫌な気持ちだったけど、その後はドンドン引き込まれ最後は良かった!というスッキリな気持ち。弥勒も読んでみようと思った
-
2014.6.10(火)¥500。
2014.7.13(日)。 -
壮大なドラマ。予想できない展開のため、長編ながら飽きさせない。最後は、晴れ晴れしい終わり方だ。
ネパールから嫁に来た女性が日本のしがらみにもまれ、神がかりな力を発し、生地へと戻っていく。
ネパールの地方の暮らしぶりは、私の旅の記憶の中にもあり、篠田作品の描写の筆が確かなことも実感できる。
第10回山本周五郎賞受賞作品。 -
£2.00